YouTube本社襲撃、テック企業が銃規制論争に重い腰
シリコンバレーの企業は歴史的に、銃規制の話題を避けてきた。だが4月3日の悲劇的な出来事により、そうもしていられなくなるかもしれない。
4月3日の午後、カリフォルニア州サンブルーノのYouTubeのオフィスで、1人の女性が銃を発砲した。発砲により3人が負傷し、1人は重体、1人は重傷、残る1人は容体が安定しているという。銃を発砲した女性は、その後自殺した。
警察は今回の銃撃犯をナシム・アグダムと特定した。ナシム・アグダム容疑者の父親がベイ・エリア・ニュース・グループ(Bay Area News Group)に語ったところによると、彼女はYouTubeを「恨んでいました」という。アグダム容疑者が書いたと思われるネット上の投稿は、YouTubeを非難していると見られる内容だった。彼女が投稿した映像に対してYouTubeが制限をかけているというのだ。警察は現在 、アグダム容疑者のYouTubeへの怒りが犯行の動機だったと断定している。
今まで大くのテック企業は、銃規制の話題を回避してきた。そうした中でYouTubeは先月、同社のサイト上への銃器のデモ動画の投稿を禁止した。そして4月3日の襲撃が起こり、テック企業のCEO(最高経営責任者)たちは銃規制について口にするようになった。シリコンバレーの企業は、ようやく銃規制論争に足を踏み入れたのかもしれない。
それだけではない。今回の悲劇はテック企業に対し、セキュリティ向上のため、 開放的なキャンパス・スタイルの本社オフィスについての見直しを迫ることになるだろう。
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