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大手製薬会社がブロックチェーンを治験のスピードアップに活用 Drugmakers Think Blockchains Could Improve Clinical Trials

大手製薬会社がブロックチェーンを治験のスピードアップに活用

ファイザー(Pfizer)、アムジェン(Amgen)、サノフィ(Sanofi)の製薬大手3社が、ブロックチェーンを利用して新薬の治験のスピードアップに共同で取り組む。専門メディアのコインデスク(CoinDesk)が報じた。

これまで被験者を選定するために使う重要な患者データは、それぞれの製薬会社の独自のシステムに記録されてきた。問題なのは、このデータに互換性がないことで、被験者探しのネックになっている。

ブロックチェーンを使えば、被験者を探している製薬会社が分散型元帳に匿名で保存された被験者の個人データを照会し、必要な条件を満たす被験者に連絡を取れるようになる。治験中に医師と被験者の情報共有がスムーズになるメリットもある。

ブロックチェーンを基盤とした医療情報システムを試作する動きはあるものの、大きな技術的な課題が残っている。また、規制が厳しい医療業界はリスクを避ける傾向があるため、ブロックチェーンの採用には壁がある状況だ。

マイク オルカット [Mike Orcutt] 2018.01.11, 17:28
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