プラハのパーリーピーポー、ロボットDJで盛り上がる?
プラハのナイトクラブであるカルロヴィ・ラズネは、このほど職場の自動化を図った。ピカピカの新品のクーカ(Kuka)製ロボット・アームを店のDJとして雇い入れたのである。1時間ごとに人間のDJと交代してフロアに流す音楽を担当する。
チェコのロボット関連企業がプログラミングしたこのロボットDJは、棚からCDを取り出して、自分の前の3台あるデッキのうちの一つに載せるのが仕事だ。一般的な東欧のハウスDJたちと同様に店の客と交流もするらしく、給料分の働きはしているとみえる。
クーカ製ロボットアームは数万ドルするという事実や、これは明らかにやり過ぎだということはさて置いて、いったいどんなサウンドなのかという疑問が湧いてくる。それについては、ロイター通信が、ロボットDJをあまり歓迎していない様子のクラブの客の一人に尋ねている。「ロボットは好きじゃないわ」と、マルシア・ロープスは言う。「ロボットじゃ、お客が踊りたいと思っているビートを感じられないでしょ。流す音楽に感情がこもってないのよ。本物の人間のDJだったら、楽しむということがどういうことなのかちゃんと心得てるわ」。
ここで重要なポイントは、ロボットと人工知能(AI)はソーシャル・スキルや共感が本当に欠如しているということ、そして、それゆえ、もてなしや社会的介護、教育、芸術の分野で人間から職を奪うことはないだろうということだ。オーディエンスと共感できないDJを世の中に送り出すのも同じことだ。私がたぶん踊らないであろう理由はそこにある。
- 参照元: Karlovy Lazne、Reuters
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