KADOKAWA Technology Review
×
【4/24開催】生成AIで自動運転はどう変わるか?イベント参加受付中

ニューズラインエマージング・テクノロジーの最新情報をお届け。

AIの差別排除へ向けてニューヨーク市が新条例
George Hodan | Public Domain Pictures
The Big Apple gets tough on biased AI

AIの差別排除へ向けてニューヨーク市が新条例

ニューヨーク市が導入した「アルゴリズムの説明責任」を求める新しい条例に、人工知能(AI)の研究者は協力したいと考えている。

2017年12月、ニューヨーク市議会は、市当局による差別的なアルゴリズムの使用を禁止する、米国初の条例を可決した。条例では、市の機関がアルゴリズムをどのように使っているかを調査し、市民に対してわかりやすく説明する方法を報告する、タスクフォースの設置を求めている。

だが、この条例を実際にどのように実施するかは、まったく具体的になっていない。AIの社会的影響に焦点を当てているニューヨーク大学の研究所「AIナウ(AI Now)」は、市の機関がアルゴリズムをより理解すること、外部の団体にアルゴリズムを見せる機会を提供することなどに注力するよう、勧めている

AIに関する連邦政府の規則や指針の策定は遅れている。ニューヨーク市の条例は、米国の他の地域に道を開くかも知れない。

jackie.snow [Jackie Snow] 2018.02.24, 8:01
10 Breakthrough Technologies 2024

MITテクノロジーレビューは毎年、世界に真のインパクトを与える有望なテクノロジーを探している。本誌がいま最も重要だと考える進歩を紹介しよう。

記事一覧を見る
MITテクノロジーレビューは有料会員制サイトです
有料会員になると、毎月150本以上更新されるオリジナル記事が読み放題!
【春割】実施中! ひと月あたり1,000円で読み放題
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る