KADOKAWA Technology Review
×

ニューズラインエマージング・テクノロジーの最新情報をお届け。

中国の嫦娥4号、人類史上初の「月の裏側」に着陸成功
CNSA
This is the first picture of the moon’s far side taken by China’s probe after it landed

中国の嫦娥4号、人類史上初の「月の裏側」に着陸成功

中国の月探査機「嫦娥4号(じょうが:Chang’e-4)」は無事に着陸に成功した後、フォン・カルマン・クレーター(Von Kármán crater)の写真を撮影して送信した。フォン・カルマン・クレーターは、嫦娥4号の月面車がこれから探査する予定の盆地だ。

中国国営メディアの報道によると、嫦娥4号は北京時間(中国標準時)1月3日午前10時26分に月の裏側に着陸。嫦娥4号は、地球からは決して見られない月の裏側に着陸した初の宇宙船となった。

嫦娥4号は、先週末にかけて楕円形の月周回軌道に乗り、月面の上空15キロメートル付近を通過していた。従来の地球から見える面への月面着陸は管制室からの遠隔操作によるものだったが、デイヴィッド・ロザリー博士が1月3日のザ・カンバセーション(The Conversation )で解説しているように、嫦娥4号では危険回避技術を使って着陸地点における危険を確認している。

着陸成功は国営の中国国際テレビ(CGTN)によって確認され、CGTNは世界初となる歴史的な写真をツイッターに掲載した。米国航空宇宙局(NASA)のジェームズ・ブライデンスタイン長官はツイッターで次のように述べている。「中国の嫦娥4号チームへ。月の裏側への着陸成功、おめでとうございます。人類史上初の出来事であり、素晴らしい偉業です!」。

嫦娥4号は、電波天文学に関する一連の実験を実施し、月の重力下で植物が生育できるかどうかを試験する予定だ。

niall.firth [Niall Firth] 2019.01.04, 16:06
宇宙ビジネスの時代

かつて国家主導だった宇宙開発がいま、大きく変化している。テクノロジーの進化とリスクマネーの流入によって民間企業による宇宙開発が加速し、自社の事業拡大に宇宙を活用しようとする「非宇宙」企業やベンチャー企業の動きも活発だ。いまなぜ「宇宙」なのか? そのヒントとなる記事を集めた。

記事一覧を見る
MITテクノロジーレビューは有料会員制サイトです
有料会員になると、毎月150本以上更新されるオリジナル記事が読み放題!
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る