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ツイッター、24時間で消える「ストーリー」ふう新機能を試験中
Marten Bjork via Unsplash
Twitter is testing tweets that last just 24 hours, called “fleets”

ツイッター、24時間で消える「ストーリー」ふう新機能を試験中

ツイッターは、競合するインスタグラムやスナップチャットによく似た「ストーリー」機能の実装を予定している。だが、すでに悪用の懸念が生まれている。

2月4日、ツイッターはブラジルで、「フリート(fleets)」機能を試験していることを発表した。フリートのツイートは24時間後に消滅し、通常のツイートとは別のタイムラインでわずかな期間だけ表示される。一連のツイートにおいてツイッターのケイヴォン・ベイクプール製品開発責任者が認めたのは、フリートがツイッターにおける、インスタグラムやスナップチャットの「ストーリー」機能に相当するものだということだ。ヴァージ(The Verge)によると、ツイッターはフリートの試験を1年以上に渡って実施してきた。だが、試験は非常に機密性の高い状態で実施されてきたという。

フリートを利用するには、アプリ上部にあるストーリーの列からプラスのアイコンをタップし、ツイートを作成する。ツイートは最大280文字という基準を満たしていれば、画像、動画、GIFなども添付できる。フリートを投稿すると、自分がフォローしている人や、自分をフォローしている人のフリートと共にツイッター上に24時間だけ表示される。リツイートはできないが、絵文字でリアクションを取ることは可能だ。テキストで返信したい場合は、ダイレクトメッセージを利用する。フリートは投稿から24時間後に消えて見られなくなる。

ストーリー機能の流れに乗ろうとしているのは、ツイッターだけではない。最近ではリンクトイン(LinkdIn)も、ストーリー機能をプラットフォームに追加することを発表したばかりだ。ストーリー機能は、ユーザーに自然発生的であまり整理されていない交流のあり方を提供し、あてのない思考の連なりを解きほぐしてくれる可能性を持つ。加えて、もはや自分の投稿が永久に残ってしまうことを望まない若者にもアピールする狙いもある。

結論を出すには早すぎるが、フリートには懸念があることは確かだ。ツイッター用の嫌がらせ対策ツールのベータテストを実施しているベンチャーキャピタリストのトレーシー・チョウによると、一定期間で消えてしまう性質により、「証拠の確保や、人々の責任追及が難しくなる」という。

チョウは、「これはすでにツイッターというプラットフォームの問題になっています」と続ける。「慎重かつ巧妙に嫌がらせをする人物は、標的となる相手がじゅうぶん目にする時間だけツイートを残しておきます。その後、投稿を消してしまうのです」。

ターニャ・バス [Tanya Basu] 2020.03.08, 0:36
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