「5G」から「8K」まで、2019年注目のガジェット・トレンド5つ
5Gスマホから8Kテレビまで、2019年に注目したいガジェット製品の5つのトレンドを紹介しよう。 by Elizabeth Woyke2019.01.04
2019年に何かを買い換えるつもりなら、消費者向けガジェットの大きな進歩に注目したいところだ。2019年に特に注目したい5つのトレンドを紹介しよう。
折り畳みディスプレイ
折り畳み式のスマートフォンについては少なくとも2013年から話題になっていた。それが今年やっと現実になり、消費者はついに実物を手にすることができるようになる。ファーウェイとサムスンの2社が、2019年に折り畳み式スマホを発売すると発表したのだ。その魅力は何だろう?半分に折り畳めるフレキシブルなスマホは、ポケットに突っ込める上に、フルサイズに広げれば、読書やネットの閲覧、映像の視聴などがより快適かつ没入的になる。ファーウェイのスマホは広げると8インチ(20センチ)の大きさになり、リチャード・ユーCEO(最高経営責任者)によれば、パソコンとして使うのに十分な大きさだという。サムスンの折り畳み式スマホは7.3インチ(18.5センチ)画面に広げられ、3つのアプリを同時に実行できるものになるようだ。
5Gスマホ
すでにご存じのように、いくつかの地域では第5世代移動通信システム(5G)の無線ネットワークの販売がすでに始まっている。だが、これら初期の5G接続は無線LANルーターと組み合わせて使用するものであり、5G適合スマホの第1号は2019年に初めて発売される。米国では、ベライゾンが、着脱可能なモジュールを介して5G接続に対応するモトローラのスマホ(Moto Z3シリーズ)をサポートする予定だ。AT&Tは、2019年後半に予定しているサムスンの5G内蔵スマホ導入に向けて準備を進めている。中国のファーウェイ、ワンプラス(OnePlus)、シャオミ(Xiaomi)も2019年に5Gスマホを発売する予定であり、ソニーも同様に5Gスマホを準備中だとされている。これらの端末は4G LTEスマホと見かけは大して変わらないかもしれないが、5Gの高速、低遅延といった特徴のおかげで、超高解像度のライブストリーミングや3D映像などが利用可能になる。
どこでも無線充電
スマホの無線充電はすでにかなり陳腐化してしまったが、ノートパソコンやイヤホンの充電ならどうだろう?デルは2017年に、スタートアップ企業ワイトリシティ(WiTricity)のテクノロジーを組み込んだ1750ドルのノートパソコンでこのアイデアを試している。2019年には無線充電技術をより簡単かつ安価に採用できるようになるだろう。エナジースクエア(Energysquare)のようなスタートアップが、コンダクティブ充電を使用して各種ノートパソコンに電力供給可能な汎用無線充電器を開発したのだ。イヤホンに関しては、アップルがエアポッド(AirPod)の次期バージョン(エアポッド 2?)用に無線充電ケースを発売すると発表している。発売時期は次期エアポッドと同時の2019年になるとの予想だ。
スマート・ヘッドフォン
アマゾン・アレクサやグーグル・アシスタントは、2018年における業界の大きなトレンドとなった。2019年には、こういったスマート・アシスタントがヘッドフォンにも浸透してくることになるだろう。クアルコムが作成した開発キットを使えば、企業はアレクサの音声認識を容易にテストし、アンドロイド(Android)スマホ向けヘッドフォンに組み込めるようになる。
アップルのエアポッド 2も、箱から出してすぐに「ヘイ(Hey)Siri」コマンドを認識できるようになるかもしれない。 アップルは2019年の発売を明言していないが、エアポッドの更新は予定されており、内蔵するSiri機能が2016年版のオリジナルデザインを更新する明確な方向性となるだろう。
8Kテレビ
4Kテレビについてはすでにおなじみだと思うが、「4K」とは従来のHD(1080p)テレビの4倍の画素数となる約4000ピクセル幅でコンテンツを表示することを意味する。2019年、テレビメーカーはさらに大きな数値を狙って、8Kテレビを登場させようとしている。4Kの4倍の画素数を持つ8Kテレビは、はるかに精細な画像を表示できる。サムスンは8Kテレビをすでに販売しているが、1万5000ドルという莫大な値段であり、飛ぶように売れているわけではない。業界関係者は、1月のコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)でLGとソニーがそれぞれ初の商用8Kセットを発表することで、市場が拡大するとの見方を示している。
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- エリザベス ウォイキ [Elizabeth Woyke]米国版 ビジネス担当編集者
- ナネット・バーンズと一緒にMIT Technology Reviewのビジネスレポートの管理、執筆、編集をしています。ビジネス分野ではさまざまな動きがありますが、特に関心があるのは無線通信とIoT、革新的なスタートアップとそのマネタイズ戦略、製造業の将来です。 アジア版タイム誌からキャリアを重ねて、ビジネスウィーク誌とフォーブス誌にも在籍していました。最近では、共著でオライリーメディアから日雇い労働市場に関するeブックを出したり、単著でも『スマートフォン産業の解剖』を2014年に執筆しました。
