ネット弁護士サービス、暗号通貨で「支払い」も自動化
暗号通貨をメインストリームの消費者向けアプリケーションで使った事例はいまだ登場していない。オンライン法律サービスの会社であるロケット・ロイヤーが5月中に提供開始するサービスは、実際にブロックチェーンを支払いに使う初の実用例となるかもしれない。 by Michael Reilly2019.05.07
車を売りたいときやフリーランスへの支払いがあるとき、人々はまもなくブロックチェーンを使うようになる。ロケット・ロイヤー(Rocket Lawyer)のチャーリー・ムーアCEO(最高経営責任者)は、そう考えている。
オンライン法律サービス企業であるロケット・ロイヤー(Rocket Lawyer)は、非常に簡単かつ格安な方法で法的な契約書を作成したり、弁護士へのアクセスを提供したりしている。だが、5月2日にマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボで開催されたMITテクノロジーレビュー主催のカンファレンス「ブロックチェーンの ビジネス(Business of Blockchain)」に登壇したムーアCEOは、人々が法的契約を結ぶ時の複雑な支払いスキームの扱いにいつも苦慮していると述べた。
契約書を自動作成して、人々にそれらの内容を確認させ、電子署名してもらうことまでは比較的簡単だという。だが「支払いとなると、契約に入れておくべき重要なことにも関わらず、実際には現在誰も自動化され …
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