KADOKAWA Technology Review
×
【締め切り迫る!1/20まで】年間購読料20%オフ & マガジン1冊プレゼントキャンペーン 実施中!
米下院議長「ろれつが回らない」動画を削除すべきではない理由
Ms. Tech; AP Photo/J. Scott Applewhite
コネクティビティ 無料会員限定
Why Facebook is right not to take down the doctored Pelosi video

米下院議長「ろれつが回らない」動画を削除すべきではない理由

先月末に出回った米国下院議長のフェイク動画が問題になっている。悪質な動画だが、安易な削除は政治家による圧力の悪しき前例となる可能性がある。 by Angela Chen2019.06.18

ナンシー・ペロシ米国下院議長が酔っぱらって見えるように再生速度を落とした映像が出回っている。映像を削除しないフェイスブックに対して批評家からは批判が上がっているが、映像を削除すればもっと深刻な被害が実際に起こる前例を作りかねないと主張する専門家もいる。

映像はペロシ議長が奇妙に見えるように加工されてはいるが、 「ディープフェイク」ではない。つまり、彼女が実際には話していないことを話しているかのように偽造されたものではない。基本的には事実ではあるものの、誰かを貶めるために巧妙に加工された情報であり、MITメディアラボのフセイン・ドラクシャン研究員が「マルインフォメーション(malinformation:悪意ある情報)と呼ぶ事例にあたるものだ。

ドラシャン研究員は、たとえばペロシ議長が人種差別的な中傷発言をしているフェイク映像なら削除しても問題はないと考える一方で、プラットフォームに対してマルインフォメーションの取り締まりまで期待するのは行き過ぎだとしている。 「一般論として、今回のペロシ議長の映像程度の加工が非合法的な行為だとは思えません。ですから、こうした映像を削除したり、プラットフォームに削除を要求したりする根拠にはならないでしょう」。

「ヘイト・スピーチの不正な事例を削除する」というルールを定めることなら誰でも思いつく。だが、ヘイト・スピーチ以外の嘲笑や風刺 …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
年間購読料 20%OFF
こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
年間購読料 20%OFF
Innovators Under 35 Japan 2020

MITテクノロジーレビューが主催するグローバル・アワード「Innovators Under 35」が2020年、日本に上陸する。特定の分野や業界だけでなく、世界全体にとって重要かつ独創的なイノベーターを発信していく取り組みを紹介しよう。

記事一覧を見る
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.2/Winter 2020
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.2/Winter 2020SDGs Issue

今、世界中の企業や機関の技術者・研究者たちが各地で抱える社会課題を解決し、持続可能な世界の実現へ向けて取り組んでいる「SDGs(持続可能な開発目標)」。
気候変動や貧困といった地球規模の課題の解決策としての先端テクノロジーに焦点を当て、解決に挑む人々の活動や、日本企業がSDGsを経営にどう取り入れ、取り組むべきか、日本が国際社会から期待される役割について、専門家の提言を紹介します。

詳細を見る
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る