KADOKAWA Technology Review
×
無料の会員登録で、記事閲覧数が増えます
Deep-Learning Machine Listens to Bach, Then Writes Its Own Music in the Same Style

ソニーCSL、深層学習でバッハを発明

バッハの作品とニューラル・ネットワークが作曲した音楽の違いが分かるだろうか? by Emerging Technology from the arXiv2016.12.15

ヨハン・ゼバスティアン・バッハはバロック音楽の偉大な作曲家と広く認められている。18世紀のドイツで作曲したバッハは、美しい曲と、和声法と対位法の熟練した技法により尊敬されている。

バッハの卓越した音楽の形式に、コラール・カンタータと呼ばれる多声の賛美歌がある。ルター派の聖書を元に、4声で歌われる。バッハの曲は、教会の会衆が親しんでいる旋律をソプラノが歌って始まり、続いて自身が作曲した3声の和声を歌うアルト、テノール、バスの声部が加わる。バッハは300曲以上の短いコラールを作曲した。

バッハの曲がコンピューター科学者の興味を引いてきたのは、作曲過程が段階的でアルゴリズムに似ているからだ。だが和声と旋律の微妙な絡み合いが必要であり、上手に作曲するのは困難だ。そこで興味深い疑問が沸いてくる。機械はバッハと同じ様式でコラールを創り出せるだろうか?

12月14日、ソニーコンピュータサイエンス研究所(パリ)のゲイトン・アッジェラとフランソワ・パシェ両研究員のおかげで、答えがわかった。研究チームは、バッハの様式でコラール・カンタータを作曲するよう学習したニューラル・ネットワークを開発したのだ。研究チームはこの機械をディープ・バッハと名付けた(「作曲家に悲報?グーグルの作曲AIが創造性を手に入れた」参照)。

「ヨハン・ゼバスティアン・バッハによるコラールの和声法を訓練すれば、我々のモデルは非常にそれらしいコラールをバッハの様式で生成できる」と研究チームはいう。作曲された曲の約半数は、実際にバッハによって書かれ …

こちらは会員限定の記事です。
無料登録すると1カ月10本までご利用いただけます。
こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
ザ・デイリー重要なテクノロジーとイノベーションのニュースを平日毎日お届けします。
公式アカウント