KADOKAWA Technology Review
×
Facebookログイン終了のお知らせ(2026/3/31 予定)
NASAの火星探査機インサイトが初成果、活発な地震活動を観測
NASA/JPL-Caltech
宇宙 無料会員限定
NASA’s InSight mission proves Mars is rocked by hundreds of earthquakes

NASAの火星探査機インサイトが初成果、活発な地震活動を観測

NASAの火星探査機「インサイト(InSight)」による初の成果が、複数の論文として発表された。火星の地震の観測によって得られた複雑な内部や地質に関する洞察を示すものが主だが、水を巡る火星の歴史に関する新たな疑問を提起するものもある。 by Neel V. Patel2020.02.26

火星は外面上、寒冷で不毛で、地獄のような風景の惑星に見える。しかし、地面の中では、地震や他の地質学的活動が頻繁に起こっている。

米国航空宇宙局(NASA)の火星探査ミッション「インサイト(InSight)」の初の観測結果から得られたこの成果は、ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)の複数の論文と、ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)の1本の論文として発表された。インサイト探査機は、2018年11月から火星表面の「エリシウム平原(Elysium Planitia)」にとどまっている。

「ついに、火星が地震活動の活発な惑星であることが立証されました」。そう語るのは、インサイト・ミッションの主任研究員であるブルース・バナートだ。火星の地震活動は月より活発だが、地球ほどではない。「現在、そうした兆候から火星内部に対する知見を得始めています」とバナート主任研究員はいう。

約1年前に火星に配置されて以来、昨年4月に初めて揺れを検知したインサイトは、これまでに174回のマーズ・クウェイク(火星地震)を検知している。火星地震には2つのカテゴリーがある。頻繁に起こり、マグニチュードが小さく地殻を伝わる150回もの地震と、地表内部のマントルから伝わって起こるマグニチュード3〜4の地震だ。後者は地表深くで発生するため、火星表面に …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. This company claims a battery breakthrough. Now they need to prove it. すべてのパラメーターが矛盾——「出来すぎ」全固体電池は本物か?
  2. OpenAI’s “compromise” with the Pentagon is what Anthropic feared アンソロピック排除の裏で進んだオープンAIの軍事契約、その代償は
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
AI革命の真実 誇大宣伝の先にあるもの

AIは人間の知能を再現する。AIは病気を根絶する。AIは人類史上、最大にして最も重要な発明だ——。こうした言葉を、あなたも何度となく耳にしてきたはずだ。しかし、その多くは、おそらく真実ではない。現在地を見極め、AIが本当に可能にするものは何かを問い、次に進むべき道を探る。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る