KADOKAWA Technology Review
×
夏割実施中!購読料20%オフ。
ニュース Insider Online限定
Data Mining Reveals the Six Basic Emotional Arcs of Storytelling

物語の作り方は6つしかないことがビッグデータ解析で判明

コンピュテーショナル・ストーリー研究所の研究者が、物語を構成する感情曲線に6つの基本型があることを明らかにした。 by Emerging Technology from the arXiv2016.07.06

1995年、アメリカの小説家カート・ヴォネガットは、物語の形に関する自身の理論について説明した。講義中、黒板にいくつかの例を描画し、「物語の単純な形をコンピューターに入力できない理由はない」といった。「美しい形だ」

https://www.youtube.com/watch?v=oP3c1h8v2ZQ

ヴォネガットは、小説家が何世紀にもわたって探求してきた考えをグラフで示した。物語は感情の弧をたどり、弧は異なる形を持ち、ある形は他の形よりも物語を伝えるのに適しているという理論だ。ヴォネガットは講義で「男が穴に落ち、穴から出てくる」という展開の基本的な弧から「男の子が女の子に出会い、女の子を失い、女の子を手に入れる」ような、より複雑な弧など、いくつかの弧を提示した。

物語をグラフで表したのはヴォネガットおそらく最初だが、物語をいくつかの型に分類しようとしたのはヴォネガットだけではない。2000年以上前にアリストテレスも物語の分類について思考をめぐらし、その他大勢もアリストテレスに続いた。

しかし、物語に現れる感情の弧は何種類あり、どんな形があるのか、見解は一致しない。基本的型は3つの説から、30以上の型があるとする説までさまざまだ。いずれにしても、物語をいくつに分類するかの数を、科学的に説明する方法はないのだ。

いま、バーモント州バーリントン市にあるバーモント大学コンピュテーショナル・ストーリー研究所のアンドリュー・レーガン研究員のチームにより、この不確定な状況が変わろうとしている。レー …

こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
【夏割】実施中!年間購読料20%オフ!
人気の記事ランキング
  1. The inside story on why OpenAI agents hacked Hugging Face AIエージェントはなぜハッキングに走ったか?オープンAI報告書の中身
  2. Promotion AI White Paper 2026 松尾・岩澤研協力『AI白書2026』発売、サブスク版も開始
  3. Agriculture relies on fossil fuels. It’s costing us. なぜ肥料が高いのか? 食料価格が化石燃料と結びつく理由
MITテクノロジーレビューが選んだ、AIの10大潮流 [2026年版]

AIをめぐる喧騒の中で、本当に目を向けるべきものは何か。この問いに対する答えとして、MITテクノロジーレビューはAIの重要なアイデア、潮流、新たな進展を整理したリストを発表する。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る