肥満と遺伝はどう関係?23アンドミーが研究参加者を募集中
23アンドミーが、遺伝子と肥満の関係を調べるために10万人の研究参加者を募集している。興味深い取り組みだが、適切なアドバイスを参加者にできるかどうかはわからない。 by Antonio Regalado2018.01.11
冬場になると、多くの米国人は、屋根裏部屋からスキーを持ち出し、昨年着たスノー・パンツを何とか履こうとしている。その中には、エッグ・ノッグ(クリスマスの時などに飲む牛乳ベースの甘い飲み物)を飲み過ぎたことを後悔している人も少なくない。
この時期を利用して、一般消費者向けDNA鑑定会社、23アンドミー(23andMe)は「大規模な研究」を開始した。研究は、最終的に10万人のデータを集めた減量のための遺伝学的基盤になる予定だ。
カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置く23アンドミーは、2017年末から130万人の顧客に働きかけると発表した。参加者は3カ月間、2種類の食事療法のうちの1つか運動療法によって、ウエストが太くなったか細くなったかを報告する。
このクラウドソーシングによる研究は、ヒトの遺伝子と成功するダイエットとの関連性を見極めるための最も包括的な試みとはいえないかもしれない。だが23アンドミーは、研究の結果が消費者向け遺伝子レポートの一環として、適切な減量アドバイスを提供する予測モデルの作成につながるかもしれないと考えている。
消費者にダイエットのためのアドバイスを提供できるDNA鑑定は、すでに10種類以上ある。しかし、著名な医師たちの鋭い批判によれば、これらのテストが栄養士やジムの友人からのアドバイスよりも優れているとはいえないらしい。アドバイスは良いだろうが、DNA鑑定は金の無駄遣いということだ。
23アンドミーによると、DNAをダイエットの結果に関連付けようとしてきたこれまでの研究では、遺伝的要因について考 …
- 人気の記事ランキング
-
- Data from drones in Ukraine is fueling a new Wild West marketplace 戦場映像がAI訓練に、ウクライナ戦争が生んだ「新たな金脈」
- Promotion AI White Paper 2026 松尾・岩澤研協力『AI白書2026』発売、サブスク版も開始
- Batteries just broke another record in the US 米国のバッテリー導入が過去最高、データセンターも需要けん引
- Bill Gates says we’ve passed AI’s danger thresholds. Now what? 「人類はもう境界線越えた」 ビル・ゲイツがいま AIに警鐘を鳴らす理由
- This founder is teaching chips how to recycle (their energy) 捨てていた熱をリサイクル、31歳が挑むチップの再設計
