地上30階で働く未来の仕事
女性技術者が語った
「誇り」と「やりがい」
風力エネルギー産業の成長は著しく、風力タービンの設置・メンテナンス業は米国で急成長している仕事の1つだ。その現場は、いわゆる荒くれ男たちの過酷な現場と思われがちだが、約400基の建設に携わった女性技術者は再生可能エネルギーに携わるやりがいがあるという。 by Erin Winick2018.01.30
30階以上の高さで働く人のほとんどは、超高層ビル内の安全な場所で仕事をする。一方、メレディス・ハーフペニーは仕事中に、風力タービン上で髪がそよ風になびくのを感じる。
ハーフペニー自身の推定によると、これまでに建設に携わった風力タービンは約400基。1200回以上にわたって、巨大なタワーを昇り降りしてきた。ハーフペニーが就いているのは、間違いなく未来の仕事だ。ハーフペニーのスキルは勤務地であるカナダのオンタリオ州だけでなく、国境南部に隣接する米国でも大きな需要がある。2017年、米国労働統計局は、米国で2番目に急成長している職業の代表として風力タービン技術者を挙げた。2026年には風力タービン技術者の数は2倍以上に増加するという(最も急成長すると予測された職業は太陽光パネル敷設者)。
「人々はいくらかの不安を抱いていると思います。風力発電が新しい技術であり、人々は変化を受け入れにくいからです。この第一世代の時代が終わり、私たちがこの新しい技術とともに前進すれば、より多くの人に受け入れられる分野になるでしょう」。MITテクノロジーレビューのイ …
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