KADOKAWA Technology Review
×
ニュース 無料会員限定
I Rode in a Car in Las Vegas. Its Driver Was in Silicon Valley

無人運転でベガスをドライブ、870km先でハンコン握る運転手

自律走行車がどうしようもない状況に陥った際に備えて、遠隔地にいる人間がその車の運転を引き継ぐ技術を開発している企業がある。先日、シリコンバレーからゲームコントローラーで遠隔操作で運転する車に乗って、混雑する夜のラスベガスをドライブする機会があった。 by Rachel Metz2018.01.15

先日の夜、カジノホテル「MGMグランド・ラスベガス」で待つ私の前に、ドライバーの乗っていない車がゆっくりと近づいてきて停車した。しかし、厳密に言うと無人乗用車ではない。ドライバーは約870キロ離れたカリフォルニア州マウンテン・ビューにいる。

この車は、ファントム・オート( Phantom Auto)というスタートアップ企業が所有するものだ。自律走行車が走行中に自身の手におえない状況が発生したときに、遠隔地にいるドライバーが一時的に車の運転を引き継ぐというテクノロジーを開発している。

大手のテック企業や自動車メーカーが自動運転車を完成させるために多額の投資をしている。自動運転車ができれば、交通量の削減や交通事故の減少が期待されるし、関係する企業はもちろん大きな利益が得られる。公道での試走が始まっているが、周囲に何があるかを認識したり、他の車や人を避けて走行したりするなど、まだ多くの点で大幅な改善が必要だ。

ファントム・オートは、「エッジケース」(過酷な天候状 …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. Can the US battery market untangle from China? 送電網の蓄電池から中国製を締め出し、米国が払う「自立」の代償は
  2. Promotion How AI could reshape Japan’s white-collar workforce 【10/6開催】AIで浮いた人材、次の一手は地方に——冨山和彦氏ら登壇
  3. This geneticist’s age-reversal tech could help restore sight 失明マウスの視力回復に成功、若返りブームの震源となった研究者
MITテクノロジーレビューが選んだ、AIの10大潮流 [2026年版]

AIをめぐる喧騒の中で、本当に目を向けるべきものは何か。この問いに対する答えとして、MITテクノロジーレビューはAIの重要なアイデア、潮流、新たな進展を整理したリストを発表する。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る