誰もがAIを作れる時代へ前進、GUIベースの構築ツール
人が実際どのように考え、行動するかについて考えることで、より有用で公正な人工知能(AI)を実現できるかもしれない。
グーグルのデザイナーたちは、AI搭載のウェアラブル・カメラ「グーグル・クリップ(Google Clips)」向けのAI開発に費やした3年間に学んだことをブログに投稿した。その記事によると、最高のAIは、人にとっての実際の問題を解決し、人が納得のいく方法で物事を処理し、ユーザーとの信頼を築くようなものだという。実にシンプルだ。
米国テキサス州に本拠を置くコグニティブスケール(CognitiveScale)が発売した「コーテックス(Cortex)」は、AIの開発にデザイナーがより関与できる可能性を示す新しいAIプラットホームだ。コーテックスは、複雑なアルゴリズムの開発をより簡単にするグラフィカル・ユーザー・インターフェイスを持っており、専門家以外が人に役立つAIを作りやすくなるはずだ。
偏見のようなAIに関する多くの問題は、非常に狭い範囲の専門家がAIのテクノロジーを開発している事実に起因する。より多くの人がAIの設計や構築に携われるようにして、エンド・ユーザーに焦点を当てれば、より良く公正なAIを生み出せるかもしれない。
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