ドローン空撮で万里の長城を3Dモデル化、インテルと中国が提携
その壁の大部分は辺ぴな地域や到達しづらい場所にあり、荒れ放題になった箇所もある。
インテルと中国文化遺産保護基金は、ドローンを用いて万里の長城をスキャンし、3D画像として取り込むために提携した。万里の長城の箭扣(せんこう)区間について、詳細なモデルを作成し、修復が最も必要な部分を特定する。この区間は北京の北にある山岳地帯に位置し、700年近く前に作られた。
万里の長城の箭扣区間は、植物に深く覆われた急勾配の地帯にあることで知られている。このため、人の手による定期的な維持管理と検査は困難になっている。インテルのドローン群から得られるデータは、人手による検査を補い、修理の優先順位を付けるのに役立てられる。
今回の提携は、新しいテクノロジーが伝統的な作業をいかに補完し得るかを示している。MITテクノロジーレビューが先に予測した未来の仕事、いわゆる「ナショナル・アイデンティティの保護活動家」が出現するのは、思っていたほど遠い先ではないかもしれない。
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