KADOKAWA Technology Review
×

ニューズラインエマージング・テクノロジーの最新情報をお届け。

3D画像を収集する夜回りロボットが建設現場で働き方改革
Doxel
A 3-D imaging robot could help construction workers make fewer mistakes

3D画像を収集する夜回りロボットが建設現場で働き方改革

ライダー(LIDER:レーザーによる画像検出・測距)や人工知能(AI)を活用することで、新型ロボットは建設プロジェクトが計画通りに進行しているかチェックできる。

仕組みはこうだ。夜間、人がいなくなった建設現場で、スタートアップ企業ドクセル(Doxel)が作った小型ロボットが動き出す。ロボットはライダーを使って現場を走査して、収集したデータをクラウドにアップロードする。その後、深層学習アルゴリズムが建築計画から逸脱しているものをすべてマークして、翌日、現場監督に報告する。

もし、建築現場で間違いがすぐに発見されなければ余計な作業が発生し、元に戻すのに時間もお金もかかるだろう。間違いがすぐに解決されれば、無駄な経費が節約できる。

ドクセルが最近行なった、オフィスビル建設での試験運転では労働生産性が38%上昇し、プロジェクト全体で予算を11%節約できたという。

エリン・ウィニック [Erin Winick] 2018.01.29, 18:28
10 Breakthrough Technologies 2024

MITテクノロジーレビューは毎年、世界に真のインパクトを与える有望なテクノロジーを探している。本誌がいま最も重要だと考える進歩を紹介しよう。

記事一覧を見る
MITテクノロジーレビューは有料会員制サイトです
有料会員になると、毎月150本以上更新されるオリジナル記事が読み放題!
【春割】実施中! ひと月あたり1,000円で読み放題
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る