KADOKAWA Technology Review
×
10/9「生成AIと法規制のこの1年」開催!申込み受付中

ニューズラインエマージング・テクノロジーの最新情報をお届け。

LGの新型お助けロボット、仁川国際空港に配属
LG Electronics
A New Fleet of Robots Is Taking Aim at the Service Industry

LGの新型お助けロボット、仁川国際空港に配属

韓国の家電メーカーLGは、サービス業で働く人に代わる新世代ロボットを発表した。

発表されたロボットは、スーパーマーケットや空港、ホテルといった場所で飲み物や手荷物を運んだり、チェックインを手助けしたりできるように設計されている。韓国の仁川国際空港で、コンセプト・モデルが試験運用されている。

まだ技術的な仕様はほとんど公表されていないが、初期モデルは人間よりも背が低く、外から見えないが車輪で動くとみられる。はめ込み型のデジタル・ディスプレイを搭載し、スマートフォンのアプリからでも操作できる。

この新世代ロボットは人間から仕事を奪うのだろうか。実際のところ疑問なのは、食料雑貨の買い物や、航空券の行き先変更をしようとしているときに、ロボットとやり取りをしたいと思うかどうかだ。こうしたお助けロボットが成功するには、かわいくて魅力的なだけでなく、有益で堅実な投資だと証明する必要がある。少なくとも今のところは、多くのサービス業の仕事がロボットに取って代わると心配するには少しばかり早すぎると言えそうだ。

エリン・ウィニック [Erin Winick] 2018.01.11, 16:50
日本発「世界を変える」U35イノベーター

MITテクノロジーレビューが20年以上にわたって開催しているグローバル・アワード「Innovators Under 35 」。2024年も候補者の募集を開始しました。 世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る若きイノベーターの発掘を目的とするアワードの日本版の最新情報を随時発信中。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューは有料会員制サイトです
有料会員になると、毎月150本以上更新されるオリジナル記事が読み放題!
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る