KADOKAWA Technology Review
×

ニューズラインエマージング・テクノロジーの最新情報をお届け。

米送金大手が暗号通貨XRPを使った送金を実験へ
Thomas Haw | Flickr
Don’t get too excited about Western Union testing a cryptocurrency

米送金大手が暗号通貨XRPを使った送金を実験へ

送金サービス大手が、リップル(Ripple)が開発した暗号通貨「XRP」を使用した実験を近々実施することを認めた。しかし、ここでのキーワードは「実験」である。

ウェスタンユニオンは、リップル(Ripple)が開発したXRPと呼ばれる「ブリッジ通貨」としての暗号通貨トークンを利用して、金融機関がより迅速に、より安価に支払い決済処理をできるかどうかを試すつもりだ。理論的には、銀行や送金サービス業者の決済方法の再発明が始まるといえるかもしれない。

今回の試みはリップルにとって朗報だ。現在のところ、リップルのブロックチェーンを利用している約100の機関のほとんどがXRPの使用を控えており、代わりにデジタル借用証書(IOU)を記録して既存通貨で決済する方法を選択している。そんな中、世界最大規模の送金サービス企業の1つが、XRPが業界にとって利益となるかどうかを実験するのである。先月、マネーグラム(MoneyGram)についても同様のニュースが報道されたが、今回の試みに比べると取るに足らない規模だ。

しかし、あくまでもこれは実験だ。マネーグラムもウェスタンユニオンも、実験後にXRPを使って実際に何をするとも明言していない。両者は、そのことを明確にするためにわざわざ寄り道をしたのである。

マイク オルカット [Mike Orcutt] 2018.02.15, 11:53
コロナウイルス感染症(COVID-19)

新型コロナウイルス「SARS-CoV-2」を原因とする新型コロナウイルス感染症「COVID-19」が猛威を振るっている。パンデミックによって世界はどう変わるのか? 治療薬やワクチンの開発動向から、各国の政策、経済への影響まで、MITテクノロジーレビューならではの多角的な視点で最新情報をお届けする。

記事一覧を見る
MITテクノロジーレビューは有料会員制サイトです
有料会員になると、毎月150本以上更新されるオリジナル記事が読み放題!
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る