オーバーウォッチリーグ、米国でeスポーツ初のテレビ中継
オーバーウォッチ(Overwatch)リーグの最終戦がスポーツ番組の表舞台に登場する。
7月27日、スポーツ専門チャンネルのESPNは、ゴールデンアワーにプロのゲーム大会を放送する最初のテレビ局となる。出場者は、ブリザード・エンターテイメント(Blizzard Entertainment)が開発した一人称視点のシューティング・ゲーム「オーバーウォッチ」をプレイする。他の試合日程はABCとディズニーXDで放送される予定だ。
オーバーウォッチ・リーグは、伝統的なスポーツ・リーグを手本としてきた。他のリーグの参加者は入れ代わり立ち代わりするが、オーバーウォッチ・リーグは長期間人気を継続できる地域密着型のチームを創設したのだ。大手テレビ局の番組として選ばれた、最初のゲーム・リーグというのもうなずける。
eスポーツはそもそもテレビを必要としているのだろうか? ワイアードが論評したように、今回のゴールデンアワーでの放送は「eスポーツがテレビを必要としているのか、していないのかのテスト」である。eスポーツ業界が、既存のスポーツの視聴者を奪っているという人もいる。一方、ゲームのプロ大会は、伝統的な放送によらずとも盛況だ。ツイッチ(Twitch)のようなライブ・ストリーミング・プラットホームを利用して、何百万人もの視聴者を集めている。とはいえ、eスポーツがメジャーを目指すのなら、いまだにテレビはその最も有効な手段となるだろう。
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