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ビジネス・インパクト Are E-sports Eating Up Traditional Sports Viewership?

NFLの視聴率が今年低いのはビデオゲーム観戦のせい?

他の人々がビデオゲームをプレイするのを観ることは、ミレニアム世代にとって、野球やホッケーを観るのと同じくらい感動的なのだ。 by Jamie Condliffe2016.10.17

NFL(米国のプロアメリカンフットボールリーグ)の視聴率が、今年急落している。評論家は、大統領選挙や、テレビ業界や視聴形態の変化、大物スター不在のせいにさえしている 。しかし原因リストにeスポーツを追加しなくていいのだろうか。

競技性の高いビデオゲーム産業の人気が上昇中だ。ビデオゲーム業界はもはやオタクの領域と放っておく状況ではなく、莫大な賞金が提供される巨大ビジネスだ。賞金を誰が獲得するかわからない他のスポーツと同様に、大がかりなショーを夢中になって楽しむ(他の通常のスポーツ観戦と同様に、試合を観るだけで、必ずしもプレイはしない)熱狂的な視聴者がいる。

市場調査会社ニューズーが発表した報告書によると、eスポーツファンの76%は「eスポーツの試聴時間が、かつてのスポーツ番組の視聴時間を奪っている」という。一人当たりのビデオゲーム視聴時間は伸びており、世界中の視聴者数は2015年の1億1500万人から2016年は1億4400万人まで増えると予想されている。2019年までには2億1500万人に達する見込みだ。

とはいえ、NFLへの影響は恐らくは小さく限定的だ。調査が示すように、フットボールファンの56%が35歳以上である一方、eスポーツファンの73%が35歳未満だからだ。しかし野球やホッケーは実際にeスポーツ人気の影響を受けているかもしれない。ミレニアル世代(1980年~2000年生まれ)の男性は、野球やホッケーと同じくらい頻繁にeスポーツを観ているが、野球やホッケーには、人気を高めてくれる年長の視聴者がいないからだ。そのため、eスポーツによって奪われた時間は、野球やホッケーの視聴時間に重大な影響を与えるだろう。

以上により、競技性の高いビデオゲームチームを獲得することは、プロスポーツチームにも大学でも活発化していることは不思議でも何でもない。9月、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(プロバスケットボールチーム)は2つのeスポーツチームを獲得した(チームはアクションゲーム『オーバーウォッチ』やチームストラテジーゲーム『リーグ・オブ・レジェンズ』でプレイしていて、ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、チームメンバーは「セブンティシクサーズの栄養士、精神分析医、トレイナーの支援」を受けられる)。

プレミアリーグのサッカーチームは、サッカーゲーム『FIFA』でプレイする新規採用選手をパソコンの画面で契約してきた。さらにカリフォルニア大学アーバイン校はeスポーツの奨学金と専用のゲームアリーナを設けている。

ここまで読んでも、半信半疑の薄笑いを浮かべているかもしれない。しかしチームのメンバーの競技を、すぐにでもテレビで観ることになるかもしれないのだ。

(関連記事:The Wall Street Journal, The Atlantic, Engadget, “For Years, China Felt Awkward About Dominating the Globe in E-Sports”)

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クレジットPhotograph by Alain Jocard | Getty
ジェイミー コンドリフ [Jamie Condliffe]米国版 ニュース・解説担当副編集長
MIT Technology Reviewのニュース・解説担当副編集長。ロンドンを拠点に、日刊ニュースレター「ザ・ダウンロード」を米国版編集部がある米国ボストンが朝を迎える前に用意するのが仕事です。前職はニューサイエンティスト誌とGizmodoでした。オックスフォード大学で学んだ工学博士です。
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