インスタ⇔フリッカー移行も可能に、ネット大手がデータ転送PJ
大手テック企業数社が手を組む。プラットフォーム間で情報共有を容易にすることが目的だ。
2017年に設立された「データ・トランスファー・プロジェクト(DTP)」の発表によると、フェイスブックやグーグル、マイクロソフト、インスタグラム、フリッカー、ツイッターなど大規模サイトで、あるサービスにアップロードした情報を、別のプラットフォームの同一ユーザーのアカウントに移せるようになるという。新ツールにより、異なるサービスの独自のAPI(ソフトウェア内のツールまたはプロトコルの一種)から情報を取り込んで転送可能にする。
写真やイベント、連絡先、その他の個人情報をたくさんのWebサイトにアップロードする代わりに、他のプラットフォームでも自動的に使えるようになる。つまり、再アップロードは不要だ。たとえば、お気に入りの写真をインスタグラムにアップロードすれば、その写真を自分のフリッカーのアカウントにも簡単に共有できるということだ。
今回の取り組みはユーザーの利便性向上が目的ではあるが、同時にEU一般データ保護規則(GDPR)への準拠も関係している。GDPRは、ユーザーが自分のデータを、異なるサービス間で簡単に転送できるようにすることを企業に求めているのだ。
データ・トランスファー・プロジェクトはさらなる提携先を求めており、データ転送プロセスのさらなる効率化に取り組んでいる。
- 参照元: The Verge、Venture Beat
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