デマと陰謀論がはびこるSNSのトレンド欄は百害あって一利なし
YouTubeやSNSは悪質なコンテンツを取り締まっているが、偽情報はトレンド欄の上位に表示され続けてる。
2月21日、YouTubeの「トレンド・セクション」で、一時、不正確な陰謀映像が首位となった。映像の内容はマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の銃乱射事件の生存者の一人が実は雇われた役者だと主張するものだ。同様の内容が、フェイスブックの「トレンド・トピック」にも掲載された。
SNSのいわゆる「トレンド欄」はアルゴリズムによって生成されている(フェイスブックのトレンド・トピックは、右翼系記事を削除しているとギズモードに暴露されるまで人的に編集していた)。Webメディアのビッグ・テック(Big Tech)によれば、アルゴリズムは偽情報を取り締まってはいるが、コンテンツが真実かどうかを見極めることができないようだ。
ワイアードが指摘しているように、トレンド欄のコンテンツはたいてい注目せずにはいられないようなもので、ユーザーのクリックを誘い、参加意識を高める。つまりトレンド欄に掲載されたコンテンツは長期にわたってサイトにユーザーを呼び込み、ソーシャル・ネットワークに莫大なお金をもたらすのだ。
トレンド欄は崩壊している。がらくたコンテンツをアルゴリズムが確実にランキングから外せるようになるまで、テック企業はトレンド欄を金づると考えるのをやめるのが無難かもしれない。テック企業には受け入れ難いだろうが、おそらくそうすべきなのだ。
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