
デマ拡散者に「あるイデオロギー」、オックスフォード大が指摘
オンライン上の政治的なニュースがシェアされる過程を分析した新しい研究が発表された。研究の結果によると、 悪質なニュースを拡散している人々には、あるイデオロギーのパターンが存在しているという。
研究の内容はこうだ。オックスフォード大学インターネット研究所の研究者たちは、政治的な行動をしている米国のツイッター・ユーザー1万3500人と、4万8000ページのフェイスブック上の公開ページを、直近のトランプ大統領の一般教書演説に先立つ3カ月間に渡って観察した。そして、過激的、扇情的、陰謀的、フェイクあるいはその他 「ジャンク」 に分類されるニュースが、どのようにシェアされていくかについて研究した。
研究の結果によると、ツイッターではトランプ支持者の中心的な人々が「既知のジャンクニュース発信源の最も広い範囲」からニュースをシェアし、「それ以外のグループをすべて合わせたよりも多くのジャンクニュース」 を流布させていた。 フェイスブックでは、(共和党のページではない)極右主義者のページが、似たような特徴を示した。
フェイクニュースは依然としてソーシャル・ネットワークと政治リーダーにとって大きな悩みの種となっている。 シェアされてゆく過程について理解を深めておくことは、フェイクニュースをソーシャル・ネットワークから一掃するのに役立ちそうだ。
