南極オゾンホール縮小の一方で、赤道付近でオゾン濃度低下か
紫外線から地球を守る自然の防壁が、世界で最も人口密度の高い地域で危機にさらされつつある。
1980年代、地球、とりわけ南極上空で大規模なオゾン層の破壊が起こった。モントリオール議定書は破壊の原因となる化学物質の使用を禁止し、結果的に上部成層圏のオゾン濃度は上昇に転じた。
『大気化学と物理学』誌に掲載された論文で、研究者は下部成層圏のオゾン層が低緯度の地域で薄くなりつつあるという、新たな現象を説明している。何十億人もの人々が暮らす赤道付近は、太陽光の照射が最も強く、紫外線からのオゾン層による保護を失うことは非常に深刻な問題となる。
原因が何かは、まだ明らかになっていない。地球温暖化によって空気の循環が変化し、オゾン層が南極と北極のそれぞれの方向へ移動しつつあるのかもしれない。あるいは、かつては下層大気で分解されるので安全だと考えられていた何らかの工業用化学物質が、実はオゾン層にまで影響を及ぼしている可能性もある。
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