パリ協定の努力目標「1.5℃」 5年以内に上回る可能性
2022年より前に、地球の気温が一時的にパリ協定の目標値を超える可能性がある。
英国の天気・気候予測機関である英気象庁(Met Office)は、世界の年間平均気温が今後5年間で、産業革命以前の水準を1℃上回る可能性があるとの最新の予測を発表した。これまでの予測通りの温暖化現象だ。
だが、気がかりな異常値がある。今後5年間のうちの少なくとも1年間、世界の平均気温が産業革命以前の水準を1.5℃上回る可能性が10%あると予測しているのだ。もし1.5℃上回れば、海水温が異常上昇するエルニーニョ現象が同時に発生する可能性が高い。
パリ協定は世界の平均気温の上昇を2℃未満、できれば1.5℃未満に抑えることを目標にしている。上限を超えれば、海面の上昇、干ばつ、異常気象などの影響が出ることになる。気温の一時的な急上昇は、それ自体が単独で非常に厄介な問題だというわけではない。しかし、二酸化炭素排出がこのまま続くと、それが「一度限り」から「よくある」事象になってしまうだろうと、英国気象庁は警告している。
- 参照元: Met Office
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