KADOKAWA Technology Review
×

ニューズラインエマージング・テクノロジーの最新情報をお届け。

Yamaha
Yamaha’s Robo-motorcyclist Tears Around a Racetrack at 124 MPH

ヤマハのレーサーロボットが時速200kmでレーストラックを快走

実際に疾走している様子を見るのは魅惑的としか言いようがない。上の動画は、ヤマハの標準的なバイクに乗り、バランスを取って操縦するレーサーロボット、その名も「モトボット(Motobot)」を紹介したものだ。モトボットがレーストラックを疾走し、世界チャンピオンであるバレンティーノ・ロッシの記録を破る試みが行なわれている。

IEEEスペクトラムが指摘しているように、モトボットにはウーバー(Uber)やウェイモ(Waymo)の自律自動車のように、新たな環境に対応する手段はない。だが、GPSと慣性計測装置(IMU)を使用して自らの位置を高解像度のマップ中で2.5センチ以内の精度で把握し、その情報を用いてバイクを制御してコースを辿ることができる。しかもこれを直線の最速で時速200キロメートルで行なうのだ。

ただ、残念ながらモトボットの記録はロッシの記録には及ばなかった。モトボットが1周に117.50秒かかったのに対し、ロッシの記録は85.74秒であった。次こそがんばれ! モトボット。

ジェイミー コンドリフ [Jamie Condliffe] 2017.10.31, 9:48
MITTRが選んだ 世界を変える10大技術 2025年版

本当に長期的に重要となるものは何か?これは、毎年このリストを作成する際に私たちが取り組む問いである。未来を完全に見通すことはできないが、これらの技術が今後何十年にもわたって世界に大きな影響を与えると私たちは予測している。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューは有料会員制サイトです
有料会員になると、毎月150本以上更新されるオリジナル記事が読み放題!
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る