人気アプリが使う地図「マップボックス」に驚きの新機能
マップボックス(Mapbox)というスタートアップ企業が作ったソフトウェアは、スマホを使ったすばらしいアイデアを考えた。だが、スマホの所有者はそのことに気づかないかもしれない。
マップボックスは、写真共有アプリ「スナップチャット(Snapchat)」や天気予報アプリ「ウェザー・チャンネル(Weather Channel)」などの人気スマホアプリに位置情報サービスを提供している。ユーザーの携帯電話の位置データに基づいて地図を生成しているのだ。
マップボックスのサービスを使用するアプリは今後、車のダッシュボードに取り付けられたユーザーのスマホから画像を取り込み、機械学習を使って画像に何が写っているかを識別できるようになる。この機能は、インスタカート(Instacart:買い物代行サービス)やドアダッシュ (Doordash:食事宅配サービス)のようなサービスで効果を発揮するかもしれない。こういったサービスのアプリでは、しばしばドライバー向けのナビ機能にマップボックスの地図を利用しているからだ。
マップボックスのソフトウェアは、自律自動車がマップを作成したり更新したりするのに役立ちそうだ。たとえば撮影した画像を使って、制限速度の変化や工事現場をモニターできる。市が危険な木々を監視したり、歩行者の往来を計測するのにも使えるかもしれない。そんなわけで、カメラの使用を許可しているアプリがあったら、気をつけよう。もしかすると、自分のスマホがこうした有益なデータの発信源になっているかもしれないのだ。