KADOKAWA Technology Review
×
Innovators Under 35 Japan 2026 候補者募集開始!
健康状態を「壁越し」でも追跡できる新装置、MIT教授が開発
Jake Belcher; Cover Image: Alex Proimos
ニュース 無料会員限定
Soon your doctor will be able to wirelessly track your health—even through walls

健康状態を「壁越し」でも追跡できる新装置、MIT教授が開発

マサチューセッツ工科大学(MIT)のカタビ教授は、計測用装置を身に着けることなく、電波の反射を使って個人の生理信号を収集する装置を開発している。被験者の負担を大きく軽減できるヘルスケア用品としての商品化を目指し、スタートアップ企業も立ち上げている。 by Rachel Metz2018.09.25

Wi-Fiルーターのようなボックスが自宅に置いてあって、家の中を動き回っている間に、呼吸や心拍、睡眠、歩行といったあらゆる生理信号を追跡しているとしたらどうだろう。

マサチューセッツ工科大学(MIT)で電気工学・コンピューター科学を研究するディナ・カタビ教授の研究室は、まさにこうしたボックスを作成した。現在、身体の臨床データを得ようとすると、高価で、かさ張って、着心地の悪い装置を身につけなければならない。このボックスがそういった一連の装置に取って代わる日はそう遠くない、とカタビ教授は考えている。

カタビ教授が、マサチューセッツ州ケンブリッジで開催されたMITテクノロジーレビュー主催のカンファレンス「EmTech(エムテック)」で9月13日に語ったところによると、ここ数年かけて作成しているボックスは、人が動く時に、それが例えば呼吸といったほんの僅かな動きであっても、周囲の電磁場を変化させるという事実をうまく利用したものだという。

この装置は、1〜2ベッドルームほどの広さのアパートの空間に低電力の無線信号を(壁越しでも)送信し、人体に反射させる。次に機械学習を使用してそれらの反射信号を分析し、生理データを …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. It’s time to address the looming crisis in entry-level work. 「コーディングを学べ」もう通用せず、AIが若者の雇用を奪い始めた
  2. Promotion Call for entries for Innovators Under 35 Japan 2026 「Innovators Under 35 Japan」2026年度候補者募集のお知らせ
  3. Anthropic’s Code with Claude showed off coding’s future—whether you like it or not 「Claudeに任せてしまおう」 たった1年で激変したソフトウェア開発
▼Promotion
社会実装都市「ひろしま」の魅力に迫る ローカル ✕ イノベーション
MITテクノロジーレビューが選んだ、AIの10大潮流 [2026年版]

AIをめぐる喧騒の中で、本当に目を向けるべきものは何か。この問いに対する答えとして、MITテクノロジーレビューはAIの重要なアイデア、潮流、新たな進展を整理したリストを発表する。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る