KADOKAWA Technology Review
×
【春割】実施中!年間購読料20%オフ!
Iconary
カバーストーリー Insider Online限定
An AI is playing Pictionary to figure out how the world works

AIを人間っぽく鍛えるなら
囲碁よりも「お絵描き」が
向いている

どんなに強いチェスや囲碁の人工知能(AI)プログラムであっても、対象とするゲーム以外ではからっきしなのは、AIに常識的判断をする能力が欠けているせいだ。アレン人工知能研究所の研究チームは、与えられたお題をすばやく絵に描き、推理するゲーム「ピクショナリー」がAIに常識的判断を教える手段になると考えている。 by Will Knight2019.02.14

ピクショナリー(Pictionary)は、ディナーの後の他愛ないゲームに過ぎないかもしれない。しかし、このゲームが、人工知能(AI)プログラムに、世界をより深く理解させるのに使える可能性がある。

本当に便利なチャットボットや音声アシスタントを開発する上で大きな障害の1つとなっているのが、AIには常識的判断が欠如しているという問題だ。AIプログラムは、チェスや囲碁、最近ではスタークラフト(StarCraft)といったさまざまなゲームで人間の最強プレーヤーを打ち負かすようになった。しかし、そうしたゲームをマスターしても、AIが学べることはごく限られている。 たとえば、コンピューターがチェスのやり方を学んでも、数独を解くのにはまったく役立たない。

アレン人工知能研究所(AI2)の研究者グループは、ピクショナリーによって、マシン・インテリジェンスが現在の限界を超えられる可能性があると考えている。それを実証するために、人間のプレーヤーがAIプログラムとペアを組んで競う、ピクショナリーのオンライン版を考案した。

ピクショナリーをしたことのない人のために説明しておこう。ピクショナリーは、カードに書かれたお題をすばやく絵に描いて、自分のチームメートに当ててもらうゲームだ。このゲームでは絵を描く技術だけでなく、単純な概念を使って複雑な意味を伝える能 …

こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
【春割】実施中!年間購読料20%オフ!
人気の記事ランキング
  1. A new US phone network for Christians aims to block porn and gender-related content ポルノもLGBTも遮断、キリスト教徒向けMVNOが米国で登場
  2. Musk v. Altman week 1: Elon Musk says he was duped, warns AI could kill us all, and admits that xAI distills OpenAI’s models 「オープンAIを蒸留した」マスク対アルトマン第1週、法廷がざわめく
  3. Will fusion power get cheap? Don’t count on it. 核融合は本当に安くなるのか? 楽観論に「待った」をかける新研究
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
AI革命の真実 誇大宣伝の先にあるもの

AIは人間の知能を再現する。AIは病気を根絶する。AIは人類史上、最大にして最も重要な発明だ——。こうした言葉を、あなたも何度となく耳にしてきたはずだ。しかし、その多くは、おそらく真実ではない。現在地を見極め、AIが本当に可能にするものは何かを問い、次に進むべき道を探る。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る