KADOKAWA Technology Review
×
【4/24開催】生成AIで自動運転はどう変わるか?イベント参加受付中
ニュース Insider Online限定
New Tool Lets AI Learn to Do Almost Anything on a Computer

AI研究者の皆さん、オープンAIが強化学習に使えるプラットフォームを公開です

オープンAIが用意した強化学習の実験環境により、人工知能がいまだにこなせないタスクができるようになったり、獲得した知識を他のタスクに応用したりできるようになるかもしれない。 by Will Knight2016.12.07

近いうちに機械は、人間がコンピューターでできることは、何でもマスターしようとするかもしれない。

オープンAI(人工知能の大きな進歩を追求し、その進歩を誰もが享受できることを目指す非営利団体)が発表した「ユニバース(Universe)」は、人工知能プログラムが試行錯誤して報酬を得ながら、あらゆることをコンピューターでできるように学習させるプラットフォームだ。

ユニバースの学習対象は1000以上のゲームに加えて、Webブラウザーといったデスクトップ・プログラムも含まれる。人工知能研究者は、オンライン・フォームへの記入、電子メールへの返信、スプレッドシートの更新といった人間の役に立ちそうなタスクを含む、さまざま種類の仕掛けを実現するようにプログラムを訓練できるようになる。

だが、オープンAIのディレクター(研究担当)であるイリヤ・サツケバー共同創設者は、ユニバースそのものを開発し発表する動機の方がずっと強いという。ユニバースは、あらゆるタスクをこなすことを学習できるアルゴリズムを、人工知能研究者が開発し、テストする手段を提供することで、汎用的な人工知能を実現する第一歩になる。ユニバースは、さまざまなタスクを学習し、ある状況で学習したことを別の状況でも応用できる「転移学習」と呼ばれる機能のある人工知能エージェントを実現する手がかりになることが期待されている。実現すれば、人工知能のパワーと利便性は間違いなく高まるだろう。

https://www.youtube.com/watch?v=OSfd2AEnykM

「もしエージェントがユニバースでタスクを上手くこなせる、つまり、エージェントが何をすべきかを理解できるようになり、さらに直接の知識ではなく、別の知識を応用した結果であれば、このエージェントは現存するどのAIよりもずっと知能が高いことになります」とサツケバーはいう。

人工知能のアルゴリズムが人間の能力に匹 …

こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
【春割】実施中! ひと月あたり1,000円で読み放題
10 Breakthrough Technologies 2024

MITテクノロジーレビューは毎年、世界に真のインパクトを与える有望なテクノロジーを探している。本誌がいま最も重要だと考える進歩を紹介しよう。

記事一覧を見る
気候テック企業15 2023

MITテクノロジーレビューの「気候テック企業15」は、温室効果ガスの排出量を大幅に削減する、あるいは地球温暖化の脅威に対処できる可能性が高い有望な「気候テック企業」の年次リストである。

記事一覧を見る
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る