ワシントンDC関係者の間で、中国政府が人工知能(AI)に費やすと予想される数字が飛び交っている。2020年までに700億ドルというもので、2017年の推定120億ドルから大幅に増える予想だ。この巨大な数字は元々、2018年に米国空軍中将の講演で発表されたものだが、その出所はいささか謎だ。それでも政策コミュニティ内に根強い恐怖を扇動するのには一役買った。米国がいわゆるAI軍拡競争で甚だしく負けているというわけだ。
この筋書きによると、中国が米国を大きく上回っているのはAI研究全体のみではなく、特に軍事AI だという。米国が中国の支出に追いつき追い越すような積極的な動きをしなければ、米国、そして民主主義はやがて崩壊するというのだ。
だが、セキュリティ&エマージング・テクノロジー・センター(CSET:Center for …
- 人気の記事ランキング
-
- Namibia wants to build the world’s first hydrogen economy 砂漠の国・ナミビア、 世界初「水素立国」への夢
- Promotion MITTR Emerging Technology Nite #33 バイブコーディングって何だ? 7/30イベント開催のお知らせ
- Promotion Call for entries for Innovators Under 35 Japan 2025 「Innovators Under 35 Japan」2025年度候補者募集のお知らせ
- See stunning first images from the Vera C. Rubin Observatory ルービン天文台が初画像を公開、宇宙観測を変える「10年の夜明け」
- Can we fix AI’s evaluation crisis? AIベンチマークはもはや限界、新たなテスト手法の登場相次ぐ
- It’s pretty easy to get DeepSeek to talk dirty 「お堅い」Claude、性的会話に応じやすいAIモデルは?