KADOKAWA Technology Review
×
【4/24開催】生成AIで自動運転はどう変わるか?イベント参加受付中
機械学習で偽アカウント検出
フェイスブック対スパマーの
終わりなき戦い
Ms Tech
人工知能(AI) 無料会員限定
How Facebook uses machine learning to detect fake accounts

機械学習で偽アカウント検出
フェイスブック対スパマーの
終わりなき戦い

ソーシャルメディア上の偽アカウントは、スパムやフィッシングリンク、マルウェアを拡散し、ユーザーにさまざまな被害をもたらす。フェイスブックはネットワーク全体におけるコネクション・パターンにより偽アカウントを見抜く人工知能(AI)システムを運用し、大量の偽アカウントを削除している。 by Karen Hao2020.03.09

2019年、フェイスブックは四半期あたり平均20億近くの偽アカウントを削除した。詐欺師たちはこれらの偽のアカウントを使って、スパムやフィッシングサイトへのリンク、マルウェアなどを拡散する。罠にかかった罪のないユーザーに壊滅的な被害を与えかねない、「儲かる」ビジネスだ。

フェイスブックは現在、偽アカウントの問題に取り組むために使用している機械学習システムの詳細を公表している。フェイスブックは偽アカウントを2種類に区別する。1つは、「ユーザーによって誤って分類されたアカウント」だ。それらは企業またはペットの個人プロファイルであり、本来は「ページ」にすべきものだ。これは比較的簡単に処理できる。ページに変換するだけで済むからだ。 一方、「違反アカウント」は深刻だ。詐欺やスパムに関与したり、プラットフォームの利用規約に違反したりする個人プロファイルだからだ。違反アカウントは、適用範囲を広げすぎたり本物のアカウントを妨害したりすることがないよう配慮しつつ、できるだけ速やかに削除する必要がある。

そのためフェイスブックは、手動でコーディングしたルールと機械学習を使用して、アカウントの作成前あるいはアカウントがアクティブになる前に(つまり、実際のユーザーに害を及ぼす前に)、偽アカウントの作成をブロックしている。それでもすり抜けてしまった場合は偽アカウントの公開後に対応するが、これまでは検出が複雑で難しかった。そこで登場したのが、「ディープ・エンティティ・クラシフィケーション(Deep Entity Classification:DEC)」と同社が呼ぶ、新しい機械学習システムだ。

深く調べる

DECは、そのアカウントがネットワーク全体でのどのようなコネクションのパターンを持っているかによって、偽のユーザーと実際のユー …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
【春割】実施中! ひと月あたり1,000円で読み放題
10 Breakthrough Technologies 2024

MITテクノロジーレビューは毎年、世界に真のインパクトを与える有望なテクノロジーを探している。本誌がいま最も重要だと考える進歩を紹介しよう。

記事一覧を見る
気候テック企業15 2023

MITテクノロジーレビューの「気候テック企業15」は、温室効果ガスの排出量を大幅に削減する、あるいは地球温暖化の脅威に対処できる可能性が高い有望な「気候テック企業」の年次リストである。

記事一覧を見る
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る