KADOKAWA Technology Review
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This Robot Will Carry Your Stuff and Follow You Around

ベスパ開発元の荷物運びロボはセンサーが秀逸

ベスパ開発元の荷物運びロボは、レーダーやライダーを使わずに周囲を三次元で認識できる。雨の日でも使える代わりに、暗いのは苦手。実用には機能不足だが、人間とロボットの協調には、さまざまな形態があり得ることを感じさせる試作機だ。 by Will Knight2017.02.03

マサチューセッツ州ソマービルにある工場の一角で、飼い主に懐く子犬のように人間の後を付いて回るロボットの姿を観察している。

水色のロボット「ジータ(GITA)」は、ほぼ球形で、マウンテン・バイクと同じくらいの大きさの車輪がふたつ付いている。近くにあるノートPCの画面には、ロボットが認識する世界が表示されている。部屋の内部と外の廊下の様子が「点群(ポイントクラウド)」してドットで描かれた画像で立体的に表現されている。ロボット本体に取り付けたカメラから画像を生成しているのだ。

ジータを開発したイタリアのピアッジオ(Piaggio)は、さまざまな軽量車両を製造しているが、特にスクーターの「ベスパ(Vespa)」は有名だ。ジータは新しい荷物運搬方法の研究から生まれた試作機で、人間が荷物を運ばなくて済むように、上部のふたが開いて、最大約18kgの荷物を運べる。ピアッジオはジータを工場やテーマパークなど、さまざまな業界の現場でテストしようとしている。しかし一般消費者にとっても、魅力ある製品になるもしれない。歩いたり、走ったり、自転車をこいでいるとき(ジータの最大時速は約35km)、ロボットの荷物持ちがついてくるのは気分がいいだろう。

ジータは明らかに、現在運輸業界を揺るがしている技術的革命の一例だ。新しいテクノロジーの出現により、何十年間もほとんど変化しなかった輸送手段に大変革が起 …

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