KADOKAWA Technology Review
×
【4/24開催】生成AIで自動運転はどう変わるか?イベント参加受付中
月の火山活動はもっと活発だった? 嫦娥5号のサンプルで明らかに
NASA/GSFC/ASU
宇宙 無料会員限定
The moon didn’t die as early as we thoughthttps://www.technologyreview.jp/?p=258348&preview=true

月の火山活動はもっと活発だった? 嫦娥5号のサンプルで明らかに

中国の月探査機「嫦娥5号」が持ち帰ったサンプルの分析によって、月はこれまで想定されていたよりも長期間にわたって火山活動が活発であった可能性が示されている。 by Tatyana Woodall2021.10.08

月は人々が思っていた以上に火山活動が活発であったのかもしれない。

中国の月探査機「嫦娥(じょうが、Chang’e)5号」が地球に持ち帰った月の岩石のサンプルによって、月面の火山と溶岩原に関する新たな手がかりが明らかになりつつある。10月7日にサイエンス誌で発表された論文で研究者チームは、これまで月で採取された中で最も年代の若い溶岩のサンプルについて説明している。

このサンプルは、過去に巨大な溶岩湖があり、その後玄武岩に固化したことで知られる「嵐の大洋」と呼ばれる地域から採取されたもの。研究チームが最も緻密に分析したこのサンプルによって、月は科学者が従来考えていたよりも長く、活発な火山活動の時代を経ていた可能性が示されている。

研究チームは同じサンプル内の断片を比較し、溶融マグマがいつ結晶化したかを判断した。その結果は、驚くべきものだった。月のように小さくて岩が多い天体は通常、その初期において、大きな天体より速く冷える。しかし、同チームの調査によると、地球から最も近い天体である月に関しては、必ずしもこの理論は当てはまらないようだ。

「月は小さいために、おそらく形成後、急速にその火山活動が止まったのだろうというのが従来の想定でした」と語 …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
【春割】実施中! ひと月あたり1,000円で読み放題
10 Breakthrough Technologies 2024

MITテクノロジーレビューは毎年、世界に真のインパクトを与える有望なテクノロジーを探している。本誌がいま最も重要だと考える進歩を紹介しよう。

記事一覧を見る
気候テック企業15 2023

MITテクノロジーレビューの「気候テック企業15」は、温室効果ガスの排出量を大幅に削減する、あるいは地球温暖化の脅威に対処できる可能性が高い有望な「気候テック企業」の年次リストである。

記事一覧を見る
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る