KADOKAWA Technology Review
×
【4/24開催】生成AIで自動運転はどう変わるか?イベント参加受付中
The World’s Largest Wind Turbines Have Started Generating Power in England

高さ195メートル、世界最大の風力タービンが英国で稼働

洋上風力発電先進国・英国で世界最大の商業用風力タービンが稼働した。1回転で1家庭29時間分の電力を生み出せる。 by Jamie Condliffe2017.05.26

英国北西部の海岸にあるバーボ・バンク風力発電所で機械設備のメンテナンスを担当する技術者は、高所恐怖症では務まらないだろう。全高195メートルの、世界で最も大きな商業用風力タービンだからだ。

5月第2週に稼働した新しい風力発電所は、正確に言うと10年前に設置された古い施設に、超巨大な32基の新タービンを付け足したもの。新タービンにはそれぞれ長さ80メートルの羽根が3枚ある風車が取り付けられており、1基あたり8メガワット、施設全体では258メガワットの発電量を供給する。プロジェクトを率いるデンマークの企業ドン・エナジーは、1基のタービンが1回転すると、1家庭の29時間分の電力を発電できると発表している。

英国は洋上風力発電に熟達している国だ。ガーディアン紙が報じているように、英国は世界のどの国よりも多く風力発電機を設置し、現在の発電容量は5.3ギガワットにも上る。対照的に、米国は初の洋上風力発電所の建設が始まったばかりだ。しかし、洋上風力発電を嫌っていたドナルド・トランプ大統領は方針を転換したため、米国が将来、バーボ・バンク風力発電所を買収するようなこともあるかもしれない。

(関連記事:Guardian, “Finally, the U.S. Is About to Get Its First Offshore Wind Power,” “洋上風力発電嫌いのトランプ政権、雇用者増で推進に方針転換?”)

人気の記事ランキング
  1. Promotion MITTR Emerging Technology Nite #28 「自動運転2.0  生成AIで実現する次世代自律車両」開催のご案内
  2. How thermal batteries are heating up energy storage レンガにエネルギーを蓄える「熱電池」に熱視線が注がれる理由
  3. 10 Breakthrough Technologies 2024 MITTRが選んだ 世界を変える10大技術 2024年版
タグ
クレジット Video by DONG Energy
ジェイミー コンドリフ [Jamie Condliffe]米国版 ニュース・解説担当副編集長
MIT Technology Reviewのニュース・解説担当副編集長。ロンドンを拠点に、日刊ニュースレター「ザ・ダウンロード」を米国版編集部がある米国ボストンが朝を迎える前に用意するのが仕事です。前職はニューサイエンティスト誌とGizmodoでした。オックスフォード大学で学んだ工学博士です。
10 Breakthrough Technologies 2024

MITテクノロジーレビューは毎年、世界に真のインパクトを与える有望なテクノロジーを探している。本誌がいま最も重要だと考える進歩を紹介しよう。

記事一覧を見る
人気の記事ランキング
  1. Promotion MITTR Emerging Technology Nite #28 「自動運転2.0  生成AIで実現する次世代自律車両」開催のご案内
  2. How thermal batteries are heating up energy storage レンガにエネルギーを蓄える「熱電池」に熱視線が注がれる理由
  3. 10 Breakthrough Technologies 2024 MITTRが選んだ 世界を変える10大技術 2024年版
気候テック企業15 2023

MITテクノロジーレビューの「気候テック企業15」は、温室効果ガスの排出量を大幅に削減する、あるいは地球温暖化の脅威に対処できる可能性が高い有望な「気候テック企業」の年次リストである。

記事一覧を見る
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る