消費電力はナイジェリア並み
「大食漢」ビットコインに
未来はあるか?
ビットコインには「採掘」に大量のエネルギーを消費するという問題がある。エネルギーを節約できる採掘の手法も提案されているが、解決しなくてはならない欠陥がまだたくさんある。 by Mike Orcutt2017.11.20
ビットコインに長期的な未来があるのかという議論には、決まって次のような話が登場する。「確かにビットコインは、信任された中央機関がなくても価値を交換することを可能にしてくれます。それは素晴らしいのですが、そのためにどれだけのエネルギーが必要なのか知っていますか?」。
実際、ビットコインはエネルギーを食う。ビットコインが年間に消費する電力量は、ナイジェリア全体の年間の電力消費量に匹敵する。イーサリアムも、他のほとんどの暗号通貨と同じように電力を消費する。最悪のように思えるかもしれないが、解決策が手に入るかもしれないと信じるのには理由がある。
解決策に話を進める前に、採掘者の話をしておこう。世間の関心を集めているブロックチェーンだが、それだけではデータセットの共有にすぎない。ビットコインやイーサリアムのような暗号通貨は、ネットワーク内のすべてのコンピュータが、ブロックチェーンの情報が正しいと同意し続けることで、命を吹き込まれるのだ。そのために使われているのが、合意形成メカニズムと呼ばれるアルゴリズムだ。「採掘」という言葉の方が、馴染みがあるかもしれない(「What Bitcoin Is, and Why It Matters」を参照)。
暗号通貨の採掘者たちは、新しいコインを発行させるだけではない。採掘のプロセスの中で、人々が不正にコイン …
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