KADOKAWA Technology Review
×
不祥事に揺れたウーバーの自律トラックは2018年に開花するか?
Uber ATG
コネクティビティ 無料会員限定
The Woman Engineering Uber’s Driverless Trucks

不祥事に揺れたウーバーの自律トラックは2018年に開花するか?

2017年はお騒がせ企業として不名誉なニュースが続いたウーバーだが、2016年に試験運転した無人運転トラックの開発はその後も着々と進行している。主任技術者に課題と展望を聞いた。 by Rachel Metz2017.12.26

大量のデータ漏えいを隠蔽するためハッカーにお金を支払ったことが暴露され、自動運転車技術を盗んだ疑いでアルファベット(グーグル)の自動運転自動車部門に提訴されるなど、ウーバーは多くの厄介な問題に取り組んでいる。極めて好ましくない社風を刷新するために、ウーバーは創業者で前最高経営責任者(CEO)のトラビス・カラニックに代わり、ダラ・コスロシャヒを新たな指導者に迎えた。

ウーバーは、自律型自動車の路上走行についても懸命に努力している。ナンシー・サンは、ウーバーの自動運転トラック開発を主任技術者として率いている一人だ。ウーバーは、最終的には自律型自動車が高速道路の走行を引き継ぐことによって拠点間の物資の輸送速度を上げ、トラックドライバーの仕事をより楽にしようと考えている(市街地の込み入った道路は人間が運転する計画だ)。

サン主任技術者は、ウーバーが2016年に自動運転トラックのスタートアップ企業オットー(Otto)を買収する前から、オットーで技術部門を主導していた人物だ。このほどMITテクノロジーレビューに対し、自動運転トラックの状況や、トラックドライバーの信頼を得るためのウーバーの取り組みについて語った。

——当時ウーバーに買収されたばかりだったオットーが自動運転自動車で初めて荷物を運んでから1年以上が経ちます。しかし、運転席にはまだ人間がいるし、ウーバーは完全な無人での運行についてまだ発表していません。自動運転トラックの路上走行や、貨物の運搬、定期的な運行における大きな難問とはどんなことでしょうか?

完全な無人トラックへの挑戦は、「私たちのテクノロジーが求める製品ビジョンとは何か?」という問いから始まります。そこから逆算して、さまざまなインタラクションや、ハードウェアやソフトウェアでなすべきこと定義をし、それからさらに掘り下げてい …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
購読キャンペーン実施中
日本発「世界を変える」35歳未満のイノベーター

MITテクノロジーレビューが20年以上にわたって開催しているグローバル・アワード「Innovators Under 35 」。世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る若きイノベーターの発掘を目的とするアワードの日本版の最新情報を発信する。

記事一覧を見る
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.6
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.6世界を変えるイノベーター50人

mRNAがん治療の事業化を目指す起業家、日本発の量子コンピューター技術を提唱する研究者、グーグルが採用した人工音声を開発した技術者、中国の次世代人工太陽の理論モデルを確立した科学者——。
MITテクノロジーレビューが選んだ、世界のイノベーター35人と日本発のイノベーター15人を一挙紹介。

詳細を見る
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る