KADOKAWA Technology Review
×
Innovators Under 35 Japan 2026 候補者募集開始!
セキュリティ研究者に朗報、マルウェア検出AIの訓練データセット
Chameleon Design
ニュース 無料会員限定
With this tool, AI could identify malware as readily as it recognizes cats

セキュリティ研究者に朗報、マルウェア検出AIの訓練データセット

進歩の速いマルウェアに対抗するための取り組みとして、人工知能(AI)の利用が進んでいる。4月に公開されたマルウェア検出AIの訓練用の大規模データセットは、こうした取り組みの助けとなるだろう。しかし同時に、AIに検出されないマルウェアを作成するのにも役立つ一面を持つ。 by Jackie Snow2018.05.23

ランサムウェアからボットネットまで、マルウェアは無限と思われるほどさまざまな形態をとり、しかも際限なく増殖している。コンピューターをマルウェアから保護する人たちもがんばってくれてはいるものの、猛攻撃に溺れかけている。そこで、強力な助っ人として目を向けられているのが、人工知能(AI)だ。

ただし、1つ問題がある。機械学習には膨大な量のデータが必要なのだ。コンピューター・ビジョンや自然言語処理などであれば、大規模なオープンソースのデータセットが利用できるからその点は大丈夫だ。そうしたデータセットを使って、たとえば猫はどういう見た目をしているかとか、ある単語が他の単語とどのように関係しているかといったことをアルゴリズムに学習させられる。だがマルウェアの世界には、これまでのところ、そんなものは存在しなかった。

サイバーセキュリティ企業であるエンドゲーム(Endgame)は4月後半、エンバー(EMBER:Endgame Malware Benchmark for Research)と呼ばれる大規模なオープンソース・データセットを発表した。エンバーは無害なファイルと悪質なファイルからなる100万以上ものWindows互換の実行ファイルのデジタル表現を集めたデータセットだ。 …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. It’s time to address the looming crisis in entry-level work. 「コーディングを学べ」もう通用せず、AIが若者の雇用を奪い始めた
  2. Promotion Call for entries for Innovators Under 35 Japan 2026 「Innovators Under 35 Japan」2026年度候補者募集のお知らせ
  3. Anthropic’s Code with Claude showed off coding’s future—whether you like it or not 「Claudeに任せてしまおう」 たった1年で激変したソフトウェア開発
▼Promotion
社会実装都市「ひろしま」の魅力に迫る ローカル ✕ イノベーション
MITテクノロジーレビューが選んだ、AIの10大潮流 [2026年版]

AIをめぐる喧騒の中で、本当に目を向けるべきものは何か。この問いに対する答えとして、MITテクノロジーレビューはAIの重要なアイデア、潮流、新たな進展を整理したリストを発表する。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る