KADOKAWA Technology Review
×
Facebookログイン終了のお知らせ(2026/3/31 予定)
カバーストーリー 無料会員限定
Will the Next iPhone Be Ceramic?

次期iPhoneはセラミック製の噂

iPhone Xがもしセラミック製だと、今まで以上に取り扱い注意だ。 by Katherine Bourzac2016.09.18

9月7日、アップルがサンフランシスコで発表したiPhone 7は記録的無関心で迎えられ、廃止されたヘッドホンジャックに対する嘆きばかりが聞こえてくる。その悲痛な涙に混じって、来年、アップルは金属ではなくセラミック製iPhoneを作ると噂されている。

噂の根拠はふたつある。まず、アップルは磨き上げられた白いセラミック製時計アップル・ウォッチ・エディションを12万5800円で16日から販売している。次に、アップルはセラミック製のハンドヘルド・コンピューティング・デバイスのデザインと製造方法について記述した数件の特許を所有している。セラミックの壊れやすさ、カラーバリエーション展開のしにくさ、製造コストが余計にかかることを考えれば、セラミックで携帯電話を作るのはリスクが高い。

アップル・ウォッチのケースに使われているジルコニアとアルミナセラミックの混合材料など、ハイテクセラミック材料は非常に頑丈だ。たとえばセラミック製のエンジン部品や歯科充填用材料は磨耗や消耗に強い。携帯電子デバイスに使われても、ひっかき傷はつきにくいだろう。美しく磨かれたセラミック時計の輝きは、耐久性に優れているのだ。

セラミックの性質でいいのは硬度だ。セラミック製の時計や携帯電話は非常に薄く作っても歪みにくい。アップルは剛性の弱さを以前に経験済みだ。2014年の「ベンドゲート・クライシス」では、iPhone 6 Plusを購入した何人かが、ズボンの前側ポケットに入れて歩いて薄いアルミ製のiPhoneが曲がってしまったと主張した。

https://www.youtube.com/watch?v=znK652H6yQM

とはいえ、陶磁器(セラミック)の皿やマグカップを落として割れ …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. This company claims a battery breakthrough. Now they need to prove it. すべてのパラメーターが矛盾——「出来すぎ」全固体電池は本物か?
  2. OpenAI’s “compromise” with the Pentagon is what Anthropic feared アンソロピック排除の裏で進んだオープンAIの軍事契約、その代償は
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
AI革命の真実 誇大宣伝の先にあるもの

AIは人間の知能を再現する。AIは病気を根絶する。AIは人類史上、最大にして最も重要な発明だ——。こうした言葉を、あなたも何度となく耳にしてきたはずだ。しかし、その多くは、おそらく真実ではない。現在地を見極め、AIが本当に可能にするものは何かを問い、次に進むべき道を探る。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る