KADOKAWA Technology Review
×
Facebookログイン終了のお知らせ(2026/3/31 予定)
ハッカー惑わし攻撃防ぐ
ミシガン大の新型チップ
MS. TECH
コンピューティング 無料会員限定
A new microchip aims to stump hackers with a constantly moving target

ハッカー惑わし攻撃防ぐ
ミシガン大の新型チップ

ミシガン大学の研究者らが、幅広いサイバー攻撃に耐性を持つ「モーフィアス」テクノロジーを採用した新型プロセッサーのプロトタイプを開発した。米国防総省の資金援助により開発された同チップは、チップを制御するコードの重要な部分を繰り返し変更することで、ハッカーが脆弱性を悪用できないようにする。 by Martin Giles2019.09.05

数十億のチップに影響を与えるセキュリティホールの存在が昨年明らかになったことで、半導体の安全性を確保するより効果的な方法の研究が盛んになっている。「モーフィアス(Morpheus)」と呼ばれるアプローチに取り組んでいるのが、ミシガン大学のトッド・オースティン教授だ。モーフィアスはマイクロチップの制御を奪おうとするハッカーに対し、急速に変化し続ける標的を与えて困惑させることを狙うものだ。

オースティン教授は、デトロイトで7月に開催された米国防総省・国防高等研究計画局(DARPA)主催のカンファレンスで、モーフィアス・チップのプロトタイプがどのように機能するかを語った。

モーフィアスは、攻撃者がハードウェアに侵入するのに必要なコードの要素を繰り返しランダム化することで、ハッカーがチップの動作を司るキーソフトウェアを悪用するのを極めて困難にする。この仕組みは、プロセッサーによって駆動するソフトウェア・アプリケーションの動作を邪魔することなく実現できる。

オースティン教授はチップのコードの「チャ …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. The Pentagon is planning for AI companies to train on classified data, defense official says 【独自】米国防総省、軍事機密データでAIモデルの訓練を計画
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
AI革命の真実 誇大宣伝の先にあるもの

AIは人間の知能を再現する。AIは病気を根絶する。AIは人類史上、最大にして最も重要な発明だ——。こうした言葉を、あなたも何度となく耳にしてきたはずだ。しかし、その多くは、おそらく真実ではない。現在地を見極め、AIが本当に可能にするものは何かを問い、次に進むべき道を探る。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る