風洞からVRまで、NASAエイムズが追い続けた「未来」の軌跡
シリコンバレーの中心に位置するNASAエイムズ研究センター。1939年の創設以来、巨大風洞、実験航空機、初期VR開発まで、最先端の研究を続けてきた。5000枚のアーカイブ写真が語る80年の革新の歴史からその一部を紹介しよう。 by Jon Keegan2025.10.28
サンフランシスコ湾の南端、グーグル、アップル、マイクロソフトといったテック大手に囲まれた場所に、歴史あるNASAエイムズ研究センターがある。その豊かな歴史には、巨大な風洞、実験航空機、スーパーコンピューティング、アストロバイオロジーなど、魅力的な科学研究の数々が含まれている。
1939年に国家航空諮問委員会(NACA)の西海岸研究所として設立されたNASAエイムズは、航空学研究においてドイツとの差を縮めるために建設された。NACA創設メンバーのジョセフ・スウィートマン・エイムズにちなんで名付けられたこの施設は、モフェット飛行場の小屋から数千人の職員を抱える広大な複合施設へと成長した。。NASAエイムズのアーカイブに保存された5000枚の画像コレクションは、米国のテクノロジーハブの中心で行なわれた最先端研究の鮮やかな記録である。
風洞
この研究所が設立された主な動機の一つは、当時ドイツに大きく後れを取っていた米国の航空学研究を一気に加速させるために、巨大な風洞を建設する必要があったことである。まず時速300マイルまで対応可能な小型風洞が建設され、続いて実物大の航空機試験が可能な40×80フィートの巨大風洞が建設された。1941年3月に稼働を開始したこれらの …
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