KADOKAWA Technology Review
×
Innovators Under 35 Japan 2026 候補者募集開始!
ニュース Insider Online限定
AI knows how a video should sound

映像に合ったリアルな音を機械学習で生成、アドビらが開発

ノースカロライナ大学チャペルヒル校とアドビの研究者が、映像に映った物体に合わせた音を生成するアルゴリズムを開発した。音声編集の自動化へ向けた道を切り開く興味深い研究だ。 by Emerging Technology from the arXiv2018.01.30

機械学習は、画像と画像を作る方法に関する考え方を変えつつある。研究者は顔を作成したり、漫画を描いたり、写真を絵画風に加工する方法を機械に学習させてきた。こうした方法をもう少し進化させれば、映像も生成できるはずだし、実際にそれは現実になりつつある。

映像を生成するということは、完全なバーチャル環境を機械によって作り出すことを指している。これが実現できれば、人間が経験する未来に対する、あらゆる可能性が開かれる。

だがそこには1つの問題がある。映像はただの視覚的体験だけではない。本物のような音声を生成することも、映像を生成するのと同様に重要だ。つまり、興味深い疑問点は、機械が映像の音声部分を本物らしく生成できるかどうかということだ。

ノースカロライナ大学チャペルヒル校のイーピン・シュウらとアドビ・リサーチの研究者の功績により、この疑問に対する答えが出た。研究チームは、短いビデオ・クリップに本物のようなサウンドトラックを付ける方法を機械学習アルゴリズムに学習させた。

実際に、機械が作り出す音声は、ほとんどの人間が本物だと勘違いするほどリアリティにあふれている。この動画の音を聞いて、本物の音と生成した音との違いを聞き分けてみてほしい。

研究チームは、機械学習の標準的な手法を採用している。アルゴリズムの優劣は訓練するために使 …

こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. It’s time to address the looming crisis in entry-level work. 「コーディングを学べ」もう通用せず、AIが若者の雇用を奪い始めた
  2. Promotion Call for entries for Innovators Under 35 Japan 2026 「Innovators Under 35 Japan」2026年度候補者募集のお知らせ
  3. Anthropic’s Code with Claude showed off coding’s future—whether you like it or not 「Claudeに任せてしまおう」 たった1年で激変したソフトウェア開発
▼Promotion
社会実装都市「ひろしま」の魅力に迫る ローカル ✕ イノベーション
MITテクノロジーレビューが選んだ、AIの10大潮流 [2026年版]

AIをめぐる喧騒の中で、本当に目を向けるべきものは何か。この問いに対する答えとして、MITテクノロジーレビューはAIの重要なアイデア、潮流、新たな進展を整理したリストを発表する。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る