造血幹細胞移植、多発性硬化症に効果 国際臨床試験で確認
新たな研究成果によると、造血幹細胞移植は効果的であり、以前考えられていたよりも安全であるという。
治療法はこうだ。機能不全になった免疫機能を破壊するために化学療法を使い、その後、患者の血液と骨髄から採取した幹細胞を注入して免疫システムを再構築する。この手法は、寛解と再発を繰り返し、死に至ることもある「再発寛解型多発性硬化症(MS)」の治療に用いられる。
BBCは、米国、英国、スウェーデン、ブラジルの100人の患者を幹細胞療法または薬物治療のグループに分けて治療する国際的な臨床試験の結果を報道した。1年以内にMSが再発した人は、薬物治療グループの39人に対し、幹細胞療法グループでは1人だけだったという。また、幹細胞療法グループの患者は症状が軽減しており、一方で薬物治療組は症状が悪化したことも分かった。
世界中で推定250万人の患者がMSで苦しんでいる。およそ4万ドルの費用がかかる造血幹細胞移植は、これまで通常の治療方法よりもリスクが高いと見られていた。今回の研究によってそうではない可能性が示唆された。
- 参照元: BBC
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