KADOKAWA Technology Review
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生物工学/医療 2025年3月の記事

  1. Autopsies can reveal intimate health details. Should they be kept private?
    死者のプライバシーは守られるべきか? 検死が投げかける倫理的課題
    検死によって本人も知らなかった深刻な病が死後に明らかになった場合、誰にどう伝えられるべきなのだろうか。米国の有名俳優夫妻の死因報道をきっかけに、死者のプライバシー問題について考えてみた。 by Jessica Hamzelou2025.3.25
  2. 1日あたり乳幼児1400人にHIV感染リスク、米対外援助停止で
    ドナルド・トランプ大統領が就任早々打ち出した、対外支援の一時停止の影響が大きく広がっている。米国エイズ研究財団の調査によると、26カ国以上の支援団体の36%が活動を終了。数十万人がHIV治療を受けられなくなり、生命の危機に瀕している。 by Jessica Hamzelou2025.3.21
  3. 年1回の注射でHIV「100%予防」、レナカパビルに高まる期待
    HIVを防げる注射薬が、ついに登場するかもしれない。すでにHIV治療薬として流通している「レナカパビル」を多めに投与することで、年1回の注射で100%の予防効果が得られる可能性があるのだ。臨床試験は順調に進んでおり、低中所得国でジェネリック薬を提供する準備も始まっている。 by Jessica Hamzelou2025.3.18
  4. 切り刻まれた古代人、破壊的発掘から保存重視へと変わる考古学
    1980年代にカンブリア州で発見された中世の男性「セント・ビーズ・マン」の遺体はアングルグラインダーで発掘され、臓器は40年間もガレージに保管された。現代の考古学者は貴重な過去の痕跡を傷つけないよう最小限の発掘にとどめ、より非破壊的な技術の登場を待つようになった。 by Jessica Hamzelou2025.3.17
  5. エスケ・ウィラースレフ教授率いるコペンハーゲン大学の研究チームは、古代DNAの解読で歴史を書き換えてきた。狩猟採集民から農耕民への移行、多発性硬化症のルーツ、絶滅した生態系の解明——はるか昔の人類や環境について教えてくれる古代DNAは、未来を救うことにもつながるのだろうか。 by Antonio Regalado2025.3.17
  6. The short, strange history of gene de-extinction
    絶滅種のDNAを現代に蘇らせる研究、その短くて奇妙な歴史
    絶滅種のDNA情報を現存する種へ移す研究が注目されている。こうした研究は、2004年に実施されたインフルエンザウイルスの遺伝子の再現に端を発しているようだが、すべての研究者が賛同しているわけではない。 by Antonio Regalado2025.3.11
  7. De-extinction scientists say these gene-edited ‘woolly mice’ are a step toward woolly mammoths
    「脱絶滅」を掲げるスタートアップが、マンモスの特徴を持つマウスの開発に成功した。同社が目指す、ケナガマンモス復活計画の重要な一歩となる。まるでジュラシック・パークのような話だが、遺伝的多様性を取り戻し、絶滅危惧種を保護することが狙いだという。 by Jessica Hamzelou2025.3.10
  8. 8,000 pregnant women may die in just 90 days because of US aid cuts
    「IVFの父」米大統領、支援凍結で妊婦8000人が危機に
    米国内での体外受精(IVF)を推進するトランプ新政権の対外支援90日間凍結によって、世界中の妊婦が生命の危機にさらされている。 by Jessica Hamzelou2025.3.6
  9. How a volcanic eruption turned a human brain into glass
    西暦79年に起きたベスビオ火山の噴火で死亡した男性の脳の破片は、黒曜石のように滑らかで光沢があった。イタリアの研究チームは、脳がガラス化した過程について研究し、その結果を発表した。 by Jessica Hamzelou2025.3.4
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