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09.0
Cover Story

米スタートアップは、人間のアシスタントと大規模言語モデルを利用して、診察を効率化したクリニックを開業している。最終判断は医師が下すが、医師免許関連の法律に抵触したり、AIの出力に医師の判断が引っ張られたりすることが懸念される。

by Grace Huckins
  1. 稼働ゼロでも巨額調達、なぜ「核融合」に資金が集まるのか?

    核融合企業コモンウェルスが石油大手エニから10億ドルの電力購入契約を獲得。だが商用原子炉はまだ存在せず、実証炉すら未完成だ。ここ数年で注目が高まる核融合だが、稼働炉ゼロのまま数十億ドルが流入している。

    by Casey Crownhart
  2. eムック『生殖医療と倫理 変容する「生命の始まり」』特集号

    MITテクノロジーレビュー[日本版]はeムック Vol.77 / 2025.09をリリースした。特集は『生殖医療と倫理 変容する「生命の始まり」』。

    by MIT Technology Review Japan
  3. 万引き犯をドローンで徹底追跡、米企業が小売店向けに販売へ

    米国で警察向けのドローン・システムを手掛ける企業が、民間企業への販売に乗り出す。大規模小売店の敷地内にステーションを設置し、万引き犯を追跡するシステムだ。

    by James O'Donnell
  4. 解説:トランプ「鎮痛剤が自閉症の原因」説の科学的根拠は?

    トランプ大統領が妊婦にタイレノール服用中止を求め、ワクチンと共に自閉症の原因と主張。しかし研究者らは「深い懸念」を表明し、最も厳密な研究では関連性は見出されていない。

    by Cassandra Willyard
  5. ChatGPTなどのAIツールが撤回された科学論文を「正当な情報」として引用する問題が発覚。複数の調査で、科学研究用を謳うAIツールでも撤回論文を適切に識別できていない実態が明らかになった。

    by Ananya
  6. トランプ新方針どう影響?
    若手トップ研究者たちが語る
    科学大国・米国のリアル

    MITテクノロジーレビューは、過去6年間に「35歳未満のイノベーター」に選出された研究者や起業家にアンケートを実施。研究資金の削減や発言の制限、移民排除により、多くの若手研究者が「生き残ることを考えている」状況が浮き彫りになった。

    by Amy Nordrum
  7. 核融合のコモンウェルスが10億ドルの契約獲得、石油大手エニが顧客に

    MIT発の核融合企業コモンウェルス・フュージョン・システムズが、イタリアの石油大手エニから10億ドルの電力購入契約を獲得。2030年代稼働予定の商用核融合発電所「アーク」からの電力供給で合意した。グーグルに続く大口顧客の獲得で、核融合発電の実用化に弾みがつく形だ。

    by Casey Crownhart
  8. NIH予算40%減、NSF予算57%減——米国の科学予算削減が進む中、研究開発投資の正当性を証明するのは、過去の輝かしいブレークスルーではなく、投資額に見合った成果だ。経済学者たちの最新の見解を紹介する。

    by David Rotman
  9. 「科学的証拠を無視」CDCで何が?1カ月で解任された元所長明かす

    CDC元所長のスーザン・モナレスが上院公聴会で衝撃の証言。ケネディ保健福祉長官から「科学的証拠に関係なくワクチン推奨事項を承認する」よう求められ、拒否したところわずか29日で解任されたという。

    by Jessica Hamzelou
  10. 浅川 純:研究から事業へ、「水」で衛星を動かす宇宙起業家の現在

    ペールブルーの共同創業者兼代表取締役である浅川 純は、水を推進剤とする人工衛星用推進機を開発。複数の宇宙実証を成功させ、研究開発から事業化への転換を果たしている。

    by Yasuhiro Hatabe