Cover Story
あなたの「直感」は 生理現象かもしれない—— 解明進む「内なる感覚」の謎
胸の高鳴り、胃の締め付け——緊張のとき、脳と身体は信号を送り合っている。この身体の内側を感じ取る「内受容感覚」の研究が、いま急速に進んでいる。迷走神経や、圧力を電気信号に変える仕組みの解明が進み、研究者はこの領域を「意識の新たな大陸」と呼ぶ。直感や感情、意思決定の理解を塗り替えつつあるが、私たちが内なる信号をどう扱うべきかは、まだ手探りだ。
by Katherine W. Isaacs-
米中に並ぶ「3大AI強国」へ、世界一楽観的な韓国の野心
鉄鋼、半導体、スマートフォンと飛躍を重ねてきた韓国は、テクノロジーを国の生命線と信じてきた。その最新の標的がAIだ。李在明大統領は米中に並ぶ「AI3大強国」を掲げ、安全性より開発の加速を優先する。世界一楽観的な国民もこれを後押しするが、経済優先の号令の陰で、倫理や雇用への問いは置き去りにされている側面もある。
by Michelle Kim -
脳インプラント3年、「声」を取り戻したALS患者は初のパワーユーザー
全身が麻痺するALS(筋萎縮性側索硬化症)を患うケイシー・ハレルは、脳に電極を埋め込んでから約3年、このデバイスで再び「話せる」ようになった。自宅での使用は最初の約2年で3800時間を超え、精度は99%に達する。仕事を続け、7歳の娘に本を読み聞かせ、疎遠だった家族とも再びつながった。
by Jessica Hamzelou