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06.23
Cover Story

火山の噴火を模し、成層圏に微粒子をまいて太陽光を跳ね返す——地球を冷やす「太陽地球工学」の研究が、コンピューター・シミュレーションの段階を超え、実際にどう実行するかを問う工学の段階に入りつつある。高高度機の設計や、まく物質の選定が具体的に動き出した。だが安全性もコストも未知数で、そもそも地球規模の介入が許されるのかをめぐり、賛否は鋭く割れている。

by James Temple
  1. 「Fable禁止」は誰のため? 「脅威」連発で迷走する米政府対応

    ホワイトハウスはこの春、アンソロピックのAIを脅威と呼び、夏には改良版の「Fable」に輸出規制をかけた。だが、その対応は安全策というより場当たりに見える。アクセスの遮断は、防御に使う研究者の手を縛り、安価な中国製モデルへの流出を促しかねない。

    by James O'Donnell
  2. 実用研究は太陽地球工学を近づけるか、遠ざけるか

    成層圏に太陽光を反射する粒子を散布して地球を冷却することを目指す太陽地球工学は、技術的にも、ガバナンス的にも難しい課題を抱えている。実質的な「手順書」が公開されれば、個々の国や主体が単独で地球工学に踏み切り、その使用を「当たり前」にしかねない。だが逆に、実用研究こそ現実の難しさを露呈させ、実施を遠ざけるという声もある。

    by Casey Crownhart