フラッシュ2022年4月25日
-
豊田通商、五島列島で医療用医薬品のドローン配送を開始
by MITテクノロジーレビュー編集部 [MIT Technology Review Japan]豊田通商は子会社「そらいいな」を設立し、長崎県の五島列島で医療用医薬品のドローン配送事業を開始した。配送には、豊田通商が出資している米ジップライン・インターナショナル(Zipline International)の固定翼型の機体を使用する。
豊田通商は、2018年6月にジップラインに出資し、ガーナでの協業などを推進してきた。2021年3月には日本市場でのドローン物流サービスの社会実装を目的とした戦略業務提携を締結し、具体的な取り組みを検討していた。新会社は、五島市に拠点を置く医薬品卸会社3社と長期の実証契約を締結し、五島列島の医療機関や薬局に医療用医薬品を配送する。当初は五島市から奈留島への定期運航から開始し、福江島西部、市内各島、新上五島町など、徐々に配送先を増やす予定。
ドローンの運航については、まずレベル3飛行(無人地帯における目視外飛行)で実績を積み、レベル4飛行(有人地帯における目視外飛行)を目指すとしている。
(笹田)
-
- 人気の記事ランキング
-
- What you may have missed about GPT-5 肩透かしだったGPT-5、オープンAIの方針転換に危うさ
- Promotion MITTR Emerging Technology Nite #34 【9/10開催】伝説の玩具「アームトロン」開発者が誕生秘話を語る
- Five ways that AI is learning to improve itself 迫る「知能爆発」の兆し、 AIによるAIの進化は 5つの領域で起きている
- The greenhouse gases we’re not accounting for 見過ごされた気候フィードバック効果、温暖化が数年早まる可能性も
- It’s pretty easy to get DeepSeek to talk dirty 「お堅い」Claude、性的会話に応じやすいAIモデルは?
